いよいよW杯

ブラジルの意地

フットサルのW杯がブラジルでいよいよ開幕する。ここ2回はスペインが連覇しているだけに、ホームのブラジルは何としても奪還したいと精力的に活動してきた。 そのブラジルはタレントの宝庫。スペインをはじめ、イタリアやロシアなど多くの国に選手が所属し、母国代表にはライバルが多すぎるからと移籍先の帰化する選手も多い。前回大会、イタリア代表のほとんどがブラジル人だったというほどブラジルの選手層は厚い。

ファルカンは必見

厚い選手層の中でもファルカン(マウウィー)だけは別格だ。サッカーのブラジル代表のロビーニョ(マンチェスター・シティ)の師匠と呼ばれ、2005年にはサッカーのサンパウロFCに移籍して話題となった。このときの監督が清水エスパルスやブラジル代表も指揮したエメルソン・レオン監督とそりが合わずわずか半年で退団となったが、技術と芸術を併せ持つプレーは世界で最も美しく、日本でも代々木第一体育館を満員にした。(ネット上にも動画があるので1度見てみると価値観が変わるはず!)

日本もリベンジを狙う

ブラジルやスペイン、イタリア、ロシア以外にも、世界一美しいパスワークのポルトガル、堅実なアルゼンチンあたりが優勝争いに絡むが、ファルカンを止められなければ優勝は厳しい。
参加20チームのうち、日本代表も5月に行われたアジア選手権を勝ち抜き、前回大会に続いて2度目の出場となる。前回大会は初戦のパラグアイ戦で土壇場で失点し敗戦。その流れを引きずってしまい1勝もできずに終わったため、今回は初勝利と予選突破が目標だが、ブラジル、ロシアと同じ予選グループという厳しい状況になった。

「W杯に進める国はどこも強いし、アウェイでブラジルと戦える国はそうそう無いから光栄なこと」と木暮賢一郎が語るように、ポジティブに考えばチャンスは0ではない。そういえば、予選初戦の相手がブラジルという状況は、1996年のアトランタ五輪のサッカー日本代表と同じである。だからというわけではないが、大番狂わせを期待したい。