目標を決める。目標が決まれば課題が決まる。課題が決まればやるべきことが決まる。メンタルトレーニングの世界でもやることですね。心から尊敬するのは、彼はかなり高い次元でそれを実行中だということ。人は到達するしないに限らず、目標に向かって進むものだと、改めて思いました。 彼は「世界一のプレーヤーになることが目標」で「そのために自分に厳しくしている」とのこと。この言葉は短い時間の中にも繰り返し出てきて、普段から彼がどれだけ意識しているか、それによりどれだけどんな練習をやるかが決まってくることがわかります。 筋力トレーニングは「9才からしていた」そうです。あと「足首におもしをつけてプレーしていた」とのこと。念のため「一般的なトレーニング法なのか」確認してみたら、違って、自分で考えてやったそうです。 「子どもの頃からシュートはすごかった?」という質問に対しては「全力で枠にしっかり蹴ることだけは意識していた」とのこと。 巨漢のベットンではなく、164cm、日本人に近い彼がそういうシュートが打てるのは、日本人のいい目標・希望ではありませんか! シュート力は「筋肉だけの話ではない」や「ムチのようにしなる蹴り方をする」という人もいいますが、少なくともリカルジーニョはしっかりトレーニングによって筋肉をつけたことがわかります。 シュート力はいつ頃からついたか?質問してきました。「けっこう若い頃から、筋肉量もすごかった」と丸太のような足をすぐに見せながら答えてくれました。個人トレーニング、メニューの賜物だと話してくれました。 いや、スカウティングしてこうプレーしようというイメージを持って行くとこまではやる選手も居ると思いますが、実際の試合であっさりできちゃうんですねぇ。。もうこのコメントのときは記者から感嘆のため息がもれちゃってました。ミックスゾーンでも記者団を"虜"ですよ。(笑) 大阪の2試合のビデオを見て、イゴールの体勢が(それぞれのサイドで)どうなるかは知っていた。(ニアを切るのでファーサイドの肩口が落ちる)振り向いたときに足が見えたのでイゴールが来ているのがわかった。狙うコースはイメージできていた。とのことです。ハイ。 ゴールを背にして受けてから、中に持ち出すと見せて外に反転。これはピヴォがよくやる”オーソドックス”とも言えるプレー。でもキレがちゃいまんがな(思わず大阪弁)。そこからイゴールが守るゴールをあっさりと陥れるのですがこのシーンを振り返ったコメントがまたスゴイんです。 1点目のシーン。DFが振り切られたのは(選手として)よくわかる。一度目のフェイク(フェイクのためのフェイク)に対応して逆方向のコースに入ったからそこで「対応できた」と思ってしまった。リカルジーニョは止まらずに3つめの動きで、その逆に流れて(完全にフリーとなって)ボールを受けた。 味方がパスミスをしたとき。リカルジーニョは狙いがOKならすぐ味方に親指を立て「OKだ!」と合図を送る。このときもボールの出所はしっかり見ていて、ディフェンスやキリカエが遅れることは一切無い。とにかく常に頭を働かせて、「いま」に集中しているのが見ていてもよくわかる。 リカルジーニョは後方で持ったとき、後どころか横も向かない。体は常に前を向いている。横にパスを出すときも、アウトサイドで。体は前を向いたままだ。体が前を向き、顔が上がってるのがいい選手だとはわかっていたが、これほどとは思わなかった。 気づいたのは縦パスが多いこと。前半に限れば8割は縦パスを出したのではないか?これはフットサルでは驚異的な数字。この逆ぐらいがフツーの選手。もちろんミスパスやつながらないパスも多かったけど、そうして普段はシンプルにはたくこと、常に前を狙っていることが”伏線”になる。 彼はプレーヤーだけでなくエンターティナー。それだけパスが多いのに、最初の方で素早い切り返しの連続でディフェンダーを振りまくって観客に自己紹介がてらにスーパーぶりを披露したり、前半、残り時間を見て、最後の十数秒は大阪のコーナー付近で、得意のフェイントを繰り出して場内を沸かしていた。 タイムズ北谷のtwitterより
名古屋サポーター席 試合前に掲げられた大横断幕 リカルジーニョ弾幕、初登場 名古屋サポーター席 絶対王者の垂幕を掲げる名古屋 真っ赤なユニで統一されているサポーター席 入場前の選手達 必殺仕事人、定永選手 「リカルジーニョが入ってのの変化は?」という質問に、「素晴らしいプレーを間近で見て、みんなが彼に合わせようとする気持ち、フットサルに対して真摯な気持ちになった」と北原。「1週間でチーム力を上げてくれた」という言葉が印象的だった。タイムズ北谷 ラファエルサカイ選手 リカルジーニョはプレーの出来について「フィジカル的にも100%でない」と回答。「Fリーグではもっといい状態で挑める」と宣言した。タイムズ北谷 名古屋は累積の選手を休ませる中で、丸山選手がハットトリック。層の厚さと高さを見せつけた。 タイムズ北谷 森岡選手 動きの質、はたいて抜ける、味方が止まったところにパスを出す。止まってプレーをすることがほとんど無い」そうした”見えない部分のうまさ”を学んで日本のレベルが上がらないと、「彼が日本に来た本当のメリットにならない」と訴えていた。木暮選手は「一部の限られたトッププレーヤーにのみ許されることだと思う」として、凄すぎるテクニックは「子どもはマネしてもいいけど、僕らは違う部分を見習うするべき」と大人コメント。さっそく影響されて、足技を磨こうとしていた筆者は背筋を正される思い。(笑) タイムズ北谷 ルイス選手 完山選手 入場シーン 試合前から盛り上がるサポーター 名古屋オーシャンズ
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