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東北プレーオフ二日目、ディアボーイズの強さに迫る!」

2008/12/28(日)  


東北の勢力図は08年現在、北東北(青森、秋田、岩手)と南東北(山形、宮城、福島)の2地域に分かれてリーグ戦が行われている。


地域全体の総合力としては南が北を上回り、その中でも仙台が中心となって東北フットサル界を牽引している。


今大会には出ていないが、アトレチコ郡山やディーグッチといった2チ
ムも新興勢力として東北フットサル界を賑わしている。


だが今だにディアボーイズとパラゴストの2強という構図は変わらないようである。


そんな東北フットサル界を牛耳る2チーム同士の対戦が、東北プレーオフの決勝にて実現。
試合を終えた他チームも見守る中、今大会の大一番の試合が行われた。


試合は、6−4の割合で攻めるディアに対し、カウンターや省エネフットサルでディアの攻撃をしのぎ攻めに転じるパラといった展開。


それも其のはず、ディアは(藤村、高橋、柳館、八重樫、崎山、新貝、)などを中心とした12名のほぼフルメンバーに対し、パラゴストはFP6名に加え、チームの中心選手でもある斉藤を前日の退場処分により欠いた布陣。


パラは浅利兄弟、佐東を中心に少ない人数で抗戦。


この試合一番の見所はディアがリードして迎えた後半残り3分!
1点を追うパラの猛攻に対しそれを守り跳ね返すディアのデフェンス。
今大会この試合の中でも一番観客が沸き、盛り上がった瞬間である。


試合のほうは1点リードを守りきったディアが、3−2でパラに勝利し年間東北リーグ王者、そして地域CLへの出場権を獲得したのであった。


試合後は北谷さんについて、選手インタビュー、カメラ、車内取材など自分自身色々と勉強になることを体験しながら仙台へ。


北谷さんと仙台で別れた後は、ディアボーイズ広報の加藤さんのご好意に甘え夜行バス出発までの間ディアの祝勝忘年会に参加させてもらいました。


ここでもまた選手の皆さんに取材協力してもらったり、色々ご馳走になり結婚報告のサプライズなどあったりと色々楽しませてもらいました。


最後に印象に残ってる言葉を一つ・・・


『メンバーは口にはしませんが、競技フットサルをやっているからには当然上を目指しています。
選手権では打倒F、地域CLでは他の地域に負ける気はありません。
東北では自分たちの本来の力が発揮できる、カウンターフットサルをせずとも球が回せます。
けど全国に出たら球を回すどころか防戦一方になる。
そして自分たちもまた社会人中心のチームの為、週に2回の練習というのが現状です。その内ボールを使える練習はわずか一回だけです。』


仙台フットサルの現状をみさせてもらったが、市内の屋内施設はワッセ仙台のわずか一箇所のみ。

他のフットサル場も経営はしているが、東北の寒さや雪などの影響を考えるとやはり全国を目指すチームが練習する環境としては厳しいものがある。


自分は僅かな時間ではあるが、そんな選手たちと腹を割って話しあい胸のうちを聞き期待させられるものを感じた。


過去選手権ではファイルに何度もあたり土を付け、先日行われた選抜大会では無敵を誇った北海道選抜に唯一土を付けている宮城選抜。

いずれもこのディアボーイズが中心となっているわけで、次の地域CLでも何かやってくれるのではと期待してしまう。


寒くひもじい思いをしながら向かった東北地方。
そこで自分自身のフットサルの経験地として得たものは計り知れない。


今大会を通しての印象に残った選手。


ベスト5 


デイアボーイズ


10番 柳館陽介
12番 八重樫祐一
14番 崎山浩二 


パラゴスト

10番 佐東浩幸
14番 浅利真


◆ おまけ・さすらいの足跡(ブラジル後)

12/25・ブラジルから帰国。26は千葉でフットサル。27・28は宮城で東北プレーオフ観戦・取材(夜はアクションサッカー・フットサル!)。29・30は東京で御殿下スーパーカップを取材。31・1日は新潟へ行き年越し。今後は、1/10・11日のFリーグセントラルが開催される広島へ向け、西下予定。四国を巡り、四国リーグのチーム練習に参加予定。Fリーグの後は、中国地方を周り、1/25は九州リーグ観戦予定。

伊藤大和


DEAR BOYSとともに、東北フットサルを牽引するパラゴスト


プレリーグ東北第一位、ディアボーイズ打ち上げに乱入!



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