ジョイ１?０近鉄/関西リーグ速報

本日、９/８(土)、大阪市大正千島体育館で行われている、関西フットサルリーグの第５節、第３試合目は、ジョイが近鉄に勝利。

　攻撃力が自慢、守備の意識はどこか低いところがあった近鉄が、首位をひた走るジョイを相手に試合の開始から最後まで、高い集中力のある守りを見せた。試合はスコアレスのまま時間だけが過ぎ、どっちに転ぶかわからない展開。ゴールがなくともしびれる試合だった。

　いきなりのチャンスはジョイ。１分、カットボールを?大谷真が、?大谷純へ。そのシュートのこぼれ球を?成田が打つが、２発とも近鉄ゴレイロ?加藤がブロック。その後もジョイがボールを支配するが、ゴールは遠い。13分、ジョイ?馬場の反転シュートも近鉄ディフェンダーがスライディングブロック。身を挺してゴールを守る。
　対する近鉄は19分、?田中の放ったシュートが左ポストに嫌われる。ジョイゴレイロ?斉藤も当たっていて、近鉄もゴールが遠い。前半はお互い無得点で折り返す。

　両ゴレイロのファインセーブ連発で、一瞬の決定機をつくって放つシュートもゴールネットを揺らすには至らない。均衡が破れたと思われたのは、26分、ジョイがフリーキックから?大谷がようやくゴールネットを揺らすも、その前のファウルを取られて、得点は取り消しに･･･。
　当然の如く抗議をするジョイ。しかしその刹那、自陣のペナルティエリアからのフリーキックを?塩谷が素早くリスタートして超ロングシュート。これがゴールに向かって一直線だったが、いち早く反応したジョイゴレイロ?斉藤が、懸命に戻りながら、パンチングで辛うじて逃れる。
　打った?塩谷の判断とキックの精度も恐ろしいが、抗議だけに意識を奪われず、察知して素早く反応して止めた?斉藤もスゴイ。まさに一瞬の隙も許さないこの試合を象徴するシーンだった。

　もう一方の近鉄のゴレイロ?加藤についても改めて評価しておきたい。２年ぶり？３年ぶり？ぐらいの関西リーグ本格復帰だが、コーチングが冴えに冴えた。40分プレイングのどこかで一瞬の集中を切らしやすい近鉄だったが、キックイン、フリーキックといったリスタート。ボールを奪われた後といった、集中の切れやすいタイミングすべてで、後方から?加藤の「集中しろ！切らすな！」という野太い声が響き渡る。近鉄が高い守備意識を試合を通じて貫けたのは?加藤の存在なしにありえなかったと思う。

　それでもジョイは負けない。この試合も勝負強さを見せ付けた。33分、右の?長束から中央に送ったボールを?大谷純がゴール。この１点を守りきったジョイが開幕５連勝。首位を堅く守った。

ジョイ・?大谷純一コメント
「あれだけキーパー(斉藤)が当たってくれたら助かる。フルキャストでもファインセーブ連発で周りを驚かせていた。今日は猪田がいなくて攻撃がしんどかった。その分、馬場が頑張ってくれた」

ジョイ・?大谷真一コメント
「前へ、前へ、リスクをかけれていない。首位にいることでリスクをかけれなくなってきているのかもしれない。他のチームのプレッシャーも違うし、いまとなってマグの苦しみや凄さがわかるような気がします」

※これまでの試合レポートにもコメントを追加しました。