azzurro WAKAYAMA FESTA U-15 決勝戦レポート

１年生からazzurro WAKAYAMA FESTAに参加し、３年生、集大成で嬉しい初優勝を飾った、ロボガドA

大会優秀選手。左から、ユニアオAのアサノユウト、FCフロス Gのイケダタクミ、フーワのサイトウナオヤ、ペスカドーラ町田のモリカワシオウ

大会MVPはロボガドAのサカモトヒジリが獲得

　８/６(火)、７(水)、午後は、ビッグホエール(３面)とビッグウェーブ(３面)、計６面のピッチを使って、azzurro WAKAYAMA FESTA 2019 U-15クラスが開催された。

　４つのカテゴリーで８日間にわたって開催されたazzurro WAKAYAMA FESTAのトリを務める形となったのがU-15クラス。全国から20チームが参戦。１日目は希望チームによる交流戦が行われ、２日目は４チームずつ５ブロックに分かれての予選リーグ。３日目(最終日)は、予選リーグの順位・結果に応じての順位トーナメントを戦うレギュレーションで行われた。

　２日目、優勝を争う決勝トーナメント１回戦の第１試合は、京都のFCフロス Gと熊本から参戦のなかよし会が対戦。６－３の打ち合いを制した、FCフロス Gが勝ち上がった。

　第２試合目は、東京から参戦のペスカドーラ町田。つい先日、U-18が全国優勝を成し遂げたばかりで、今大会でも優勝候補の一角として、注目を集めた。対するは岐阜のフーワFC。この試合は５－１でペスカドーラ町田が制し、準決勝にコマを進めた。

　第３試合は愛知のユニアオと大阪のヴィエント FC とよのの好カード。こちらは、５－２でユニアオが競り勝った。

　第４試合は、愛知のロボガドAと高知から参戦のリベルラ高知FS。固い守備の光ったロボガドAが２－０で勝利し、ベスト４入り。

　準決勝第１試合、FCフロス G×ペスカドーラ町田は４－１、パスワーク、攻撃力が光るペスカドーラ町田が勝利して決勝進出。第２試合は、ユニアオAとロボガドAの"愛知ダービー"となり、勢いも出て来たロボガドAが、４－１でユニアオAを下した。

　大会を締め括りとなった、決勝戦のカードは、ペスカドーラ町田×ロボガドA。

　この試合もペスカドーラ町田は、底辺でのパス回し、プレス回避、前を向くトラップやタイミングの良いワンツーなど、質の高さを存分に見せてくれていたが、先制はロボガドA。４分、こぼれ球を、ループシュートで鮮やかに決めて、１－０。ロボガドAは８分にも、右サイドからの攻撃のこぼれ球を押し込んで、追加点。２－０とすると、後半、ペスカドーラ町田の反撃もゼロに抑えて、見事に勝利。悲願のazzurro WAKAYAMA FESTA初優勝を飾った。

　ロボガドA・近藤友治監督コメント「ちょうど２年前、この子たちがazzurro WAKAYAMA FESTAに出た時は後ろから２番目の成績でした。１年生で出たというのもありますが、その２年後に練習の積み重ねをして、優勝と言う形を迎えることができたのは、子どもたちの成長を結果として見れたのかなぁと。コーチとしても自信になりますし、選手としてもすごく自信になったのではないかと思います。２年前は10点差ぐらいつけられて負けるような感じでしたが、１年前に少し上がって、今年３年生の集大成として挑みました。来週にはU-15の選手権もありますので、そこに向けて、このazzurro WAKAYAMA FESTAは関東や四国や色んな所からチームが集まるので、その中での結果と言うのはこの後の大会にもつながると思います。（２年前と比べて特に成長した部分は？）負けを繰り返したことによって、どうすれば勝てるか、というのはよく考えるようになったと思います。頭を使えるようになったかなぁと。小学生から見ている子ばっかりだったので、メンタル面のケアもしましたし、僕自身も迷った部分もありましたが、大事な芯は一本残して、ブレずにやって来れたと思います。（芯の部分とは？）選手たちにも『最終的に勝っていればいいよ』という話はよくしていて、それは１試合の中だけでなく、例えば小学校では６年生の最後に出せれば良い、最後に勝てるように持って行こうという話はしていました。（対戦相手の町田については？）Fリーグの下部組織ということで、僕たちもトップチームがあるんですけど、Fリーグのチームを倒したいという気持ちはあるので。僕の想像以上のプレーを（選手たちが）してくれて、僕自身が楽しかったです」

写真・レポート＝北谷仁治