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2018/11/27 00:07:29 ケガからの復帰を目指す、岩村 奈瑠美。春山 愛とのダービーなるか？
カルチョファンタスティコの契約選手として、イタリア２年目となる岩村 奈瑠美選手。12月30日には、同じくイタリア２年目の春山 愛選手のチームとの対戦を控えている。イタリアで、初めて、女子の『日本人ダービー』なるか。注目が高まるところだ―。
岩村選手の所属するVirtus Ragusaは、昨年、セリエA２に昇格を果たした。チームは、戦力の補強に務めるなど、『昇格必至』の体制を敷いたので、「絶対に昇格しないと！」という責任感の方が強かったという。今季もトップリーグから３人を補強。25歳以下の選手も積極的に誘い、「シチリア中の上手い選手を集めた」というチーム状況で、前期の半分を終え、３位につけている。 
しかし岩村 奈瑠美選手は９月、シーズン前のゲームで、ヒザを負傷。診察結果を待つ間もプレーを続けていたが、結果は『右膝前十字靭帯の部分断裂』という診断が下った。自身３度目のケガで、スタートに出遅れている。理学療法士やオーナーの会社とも相談し、手術はリーグ戦後とし、現在はテーピングで固定しながらのプレーで、徐々に出場機会と時間を増やそうとしているところだ。 
２年目で環境や生活にも慣れ、今はクロアチア人とアパートをシェア。留学ビザでなく、就労ビザを発行してもらっての"プロ契約"を勝ち取り、シーズン中は「フットサルに専念できる」環境に身を置いている。「日本でプレーするのも、イタリアでプレーするのも、お互いにメリットもデメリットもあると思う」と前置きしたうえで、「チームには当たり外れもあるけど、良い契約が取れれば、(イタリアでは)フットサルに集中できる」と言う。イタリアのフットサルは「質が違うと思う。綺麗さは無い。激しい。その分、判断力は磨かれる」と言う。昨年度は「練習に７人しか揃わず、そのうち数名がケガしている状況もあった」と言うが、今季は「常に12人は居て、競争のレベルも高い」と、充実したトレーニングを重ねることができている。 
次節に向けては「まだ私が出れないくらいの方が(チームとしては)良いけれど、出たら点を取りたい。まだ今季、点が取れていないので」と話す岩村 奈瑠美選手。12月30日の『日本人ダービー』に向けては「アウエー戦で、飛行機移動にもなるので、行ける人数が絞られる。まずはメンバー入りしないと」と、気を引き締めていた。 
対戦が実現すれば、春山 愛選手のチーム『Asd Coppa D'oro Cerveteri』(コッパドーロ)は、ホームゲームをYoutubeでライブ配信しているそうなので、Youtubeで、イタリアでの『日本人ダービー』を観戦、応援することができそう。ちなみに、リーグ戦では、岩村 奈瑠美選手の所属する『Virtus Ragusa』が、アウェーで、４−２で勝利を収めている。 レポート：北谷 仁治 ＞＞ 岩村 奈瑠美 - 『気概』?イタリアでの挑戦? ＞＞ カルチョファンタスティコ
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