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2015/01/27 12:04:18

DELIZIA磐田対MEMBER OF THE GANGレポート/全日本東海大会


全日本フットサル選手権東海大会準決勝第1試合DELIZIA磐田対MEMBER OF THE GANGレポート
写真、文=橋爪充

【準決勝第1試合】
▼MEMBER OF THE GANG 2-2(延長2-2、PK4-3) DELIZIA磐田
得点者=
MOTG:森重則、中川パウロ、大谷純一、古川翔
デリッツィア:林幸登、オウンゴール、門田雄輔、蔭平広大

 PK戦で勝負が決した瞬間、勝者も敗者も号泣していた。突っ伏して泣く選手、ユニフォームで顔を覆う選手、天を仰いで嗚咽する選手…。
「いい歳してね。泣きすぎですよ」。試合後、勝ったMOTGのキャプテン、森重則は照れくさそうに言った。確かにそうかもしれない。でも、うなずくことはできなかった。なぜなら、ファインダー越しにその光景を見ていた私自身もむせび泣いていたからだ。
東海フットサルリーグ1部で鎬を削る両チームの対戦は、相手への尊敬と勝利への執念が交錯した、珠玉の名勝負だった。
 
 準決勝第1試合は3年連続の顔合わせとなった。過去2戦はいずれもデリッツィアが勝利している。
立ち上がりはデリッツィアがペースをつかむ。高い位置からのプレスでMOTGのパスを寸断。2セットを基本にしながらも、早い選手交代でチーム全体のスピードを落とさない。8分、右サイド角度のないところから林幸登が放った強引なシュートがゴールイン。林はその直後のキックオフボールからの展開でも、ゴール前の混戦を制して2点目をもたらした(記録はオウンゴール)。

前線の大谷純一をうまく使えないまま時間が過ぎていったMOTG。だが、10分過ぎあたりからデリッツィアのプレスが幾分ゆるんだところを見逃さない。大谷の落としを右サイドで受けた中川パウロが巧妙なターンでマークをはがし、最後は中央の森がミドルシュートを叩き込む。前半は2対1デリッツィアリードで終了した。

後半はMOTGが攻勢。大谷のシンプルなさばきから、ライン際で木村雄一、中川らが積極的に勝負する。30分、自陣でのボールキープから体を振ってDFの前に出た木村が、ファーポストにドンピシャのシュートパス。中川が体ごと突っ込んで、同点ゴールを陥れた。

デリッツィアの素早いプレスはおおむねよく機能しており、追い付かれてからは約5分にわたってほぼボールを支配し続けた。だが、相手守備が大きく崩れることはなく、決定的なシュートは打てずじまい。
MOTGも時折繰り出す切れ味鋭いカウンターと、大谷へのピヴォ当てに活路を見出そうとするが、デリッツィアのゴレイロ杉本陽一の好守もあって、スコアを動かすには至らない。両雄の白熱の攻防は、延長戦に持ち越された。

延長に入ると、MOTGはより早めに大谷に入れる戦略に打って出る。13秒、大谷が右サイドから決めて勝ち越し。早い時間帯の失点だったが、デリッツィアも直後にエースの門田雄輔が同点ゴールを挙げて食い下がる。
43分、MOTGは左サイドを崩し、森の折り返しに古川翔がファーに突っ込んで再び勝ち越し。勝負はこれで決したかに思われたが、デリッツィアは残り14秒、ゴール左からの蔭平広大の反転シュートがゴール右上隅に決まる。
騒然とする館内。流れがあちこちに行ったり来たりする壮絶なゲームは、4対4の引き分けに終わった。

PK戦終了後、お互いをたたえ合う両チームの選手たちに、万雷の拍手が降り注いだ。デリッツィアは3年連続の全日本出場を逃した。一方、MOTGは5年ぶりの出場を手にした。
2010年の出場時は1次ラウンドでSAファイターズ、JOYフットサルクラブに勝利し、デウソン神戸に敗れている。森は「Fを食いたい。あと1カ月、ずっと練習してきている前からの強いプレスへの対応を詰めて全国に臨みたい」と意気込みを語った。

MOTG日下敬夫監督兼選手コメント
(2日間を振り返って)
「先週のリーグ最終戦でナスパに敗れ、流れは決して良くなかった。全日しかなかったのでやり切ろうと話し合った。1日目のPRIDE戦はかなり危なかった。CKからの僕のゴールで流れを変えられたかなと思う」
(前回の出場を覚えている?)
「全然覚えていない(笑)。5年前から現在までの間に、左ひざのけがで約1年間出場できないこともあった。もう1回上を目指してやろうと決めて復帰して。そういう意味でもうれしい。Fリーグのチームにどれだけやれるか楽しみ。勝利目指して頑張りたい」

デリッツィア千葉武監督兼選手コメント
「前半はプレスのかかり方は良かった。交代を早くしようと心掛けたが、徐々にそれぞれの選手の出場時間が長くなってしまい、リアクション(受け身)の時間帯に失点してしまった。それぞれの場面でうまくポジショニングできていなかったのが最大の要因だと思う」
(後半は同点にされて以後、5分以上支配的な時間があったが?)
「止めて考える、止めて考えるが続き、攻撃の判断がうまくできていなかった。ワンタッチツータッチでつないで、相手がリアクションになっている時にこそゴールが生まれるが、それができなかった」
(シーズンを振り返って)
「選手兼任監督という立場の難しさがあった。自分自身はうまい選手ではない。でも、長くいるのでデリッツィアの良さは分かっている。それを攻撃のところでもっと出せれば良かった。波のあるシーズンだったと思う」



PK戦の勝利が決まり喜びを爆発させるMOTGの選手


最後のキッカー古川めがけてMOTGの選手が殺到


左サイドのライン際で再三勝負を仕掛けた中川(中央)


絶対的なピヴォ、大谷(中央)の存在が大きい


木村は5年ぶり3度目の全日本出場。2年前の地域CLベスト4も経験している


デリッツィアは林のゴールで先制。幸先良いスタートを切った


競り合いを見せるデリッツィア横山正浩とMOTG日下



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