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2014/12/13 00:39:25

世界女子フットサルトーナメント2日目、強豪ロシアに逆転勝利


第5回世界女子フットサルトーナメント2日目、強豪ロシアに逆転勝利。

ロシアに勝利するという目標。4強の一つといわれるロシアとは、過去4大会で2度対戦したが勝利はない。手が届きそうな実力なだけに、過去の結果には悔しさも残る。3度目の対戦となる今大会で新たな歴史を刻んだ。在原監督が昨日の会見で言っていた「明日の試合期待していただきたいと思います。」という言葉通り、最高の結果を残してくれた。

前半から日本代表はペースを掴む。開始からロシア陣内でゲームが進む。日本の時間帯が続く中、ゴール前間接FK、テンポ良いパス交換からのチャンス等、得点を奪う事の出来る場面は何度も訪れたが、ネットを揺らす事は出来ずに時間が進む。良い時間帯を結果につなげる事ができなければ流れは変わる。ロシアも日本陣内でゲームを展開する時間が増えてくる。ロシアが流れを掴みかけた中、日本が先制点を奪う。今日、スタメンに入ったキーパーの山本選手から、ゴール前の藤田選手に正確なスローが通る。それを相手キーパーと競り合いながらも頭で触りゴール。待望の先制点を奪う。ロシアの攻撃直後の切り替えが遅れた瞬間を狙ったスローが得点に繋がる。その後も追加点の奪うチャンスは何度か訪れたが得点を奪えない中、前半終了間際の19分にロシアに得点を奪われる事になる。ハーフライン付近でボールを奪われ失点。日本は嫌な時間帯に同点に追いつかれてしまう。前半は1−1の同点で折り返すことになる。

前半終了間際という嫌な時間帯の失点の影響は、後半開始早々に姿を表す。電光石火の失点だった。ロシアキックオフで始まった後半、日本はボールに触る事無く失点をしてしまう。十秒程度の出来事だった。キックオフのボールにプレスをかけに行った後ろのスペースをうまく使われる格好となった。放たれたシュートは右ポストにあたりそのまま左ポストに当たってキーパーがキャッチしたが、ゴールの判定となり逆転を許す。ここからしばらくロシアが攻勢を強める。右サイドに展開したボールをダイレクトで左サイドにループパスを何度も狙われる。我慢の時間帯が続く中、高い位置でのパスカットからのシュート、細かいパス交換からピヴォ当てなどチャンスを作り出す。10分過ぎには間接FKを、13分には近い距離からの直接FKなどのチャンスを得るが得点に繋げる事が出来ない。試合が日本ペースで進み始めた中、同点に追いつく。後半14分にボールを失いそうになるが粘り強く繋いだボールを最後は春山選手がゴールを奪う。テンポ良くコンパクトにというコンセプトを体現したようなゴールだった。一度は失いかけたが、サポートの距離も近く、素早くフォローができギリギリのところでボールを失わない。奪いにくる時に出来たスペースにポジションをとった園田選手にパスが通り、最後は春山選手がゴールを奪う。

ここから一進一退の試合展開となる、どちらがスコアボードを動かしてもおかしくない展開となるが、両チームとも体を張ったディフェンスでそれを許さない。同点のまま試合終了かと思われた残り40秒にその瞬間は訪れた。ハーフあたりで春山選手がボールを奪うと、ピヴォの位置にいるフリーの園田選手パスが通り躊躇無く振り向き左足一閃ゴールに突き刺さる。この試合何度もチャンスを演出してきた選手に待望のゴールがうまれた。ロシアもパワープレーを開始し得点を奪いにくるが、最後まで守りきった日本がロシアに勝利した。

「フットサル日本女子代表、ロシアに初勝利」という言葉にすれば短い一分だが、日本女子フットサル界において大きな大きな一歩となった。

在原監督はこう語った「何か一つを勝因にあげる事はとても難しいと思います。今まで代表合宿や代表に来てくれた選手をはじめ、関わっていただいた全ての方達との出会いや調和がこの結果になったと思っています。世界と戦えるチームが作れたというのは、男子フットサルのミゲル監督や、スペインをはじめ国内外問わず関わった監督のアイデアが積み重なった結果ですし、日本フットサル全体で得た勝利だったと思います。」

ロシアについても「間違いなく強くなっています。この試合は日本が勝ちましたが、世界の4強の一角は日本ではなくロシアであり、日本はこういったゲーム内容でコンスタントに戦えるよう努力するだけです。」とコメントした。

コンスタントにこういう試合をする為には、克服すべき課題も見つかっている。昨日のポルトガル戦に続いて後半開始から失点。ポルトガル戦は7分で3失点。ロシア戦は10秒で失点。今日のロシア戦はそのまま崩れる事はなかったが、不必要に失点を許してしまっている。得点に関しても、前後半含めてもっと多くの得点チャンスは訪れていた。2度のクリアランス4秒からの間接FK、ゴール前の直接FK、キーパーとの1対1だったり、ことごとく決めきれていない。勝利した事に水をさすつもりはないが、歴史的勝利の中でも課題は見受けられる。ポルトガル戦と同様に、世界と40分戦えるチームになりつつあるからこそ見えてくる課題だと思っている。「どうやってチャンスを作るか」から「チャンスをどうやって決めるのか」という課題に変わりつつあるし、「40分どうやって頑張ろうか」から「40分をどうプランニングしていくか」に変化してきている。その中で新たに見えてきた課題ならば成長している証だと思っている。

予選の最後は、世界一のブラジル。ブラジル戦に向けてのコメントで「明日は全く違うと思います。戦い方も違いますし、楽しむだけだと思っています。気合いだとか強制力を働かせたところで、選手達のパフォーマンスが上がる訳ではないということは今日の試合で証明されたと思います。ミゲル監督がいう"モチベーション"というもの同じ事で、明るく笑顔で試合に臨める状態を作って選手達とブラジル戦を楽しみたいです。その結果が勝利に繋がる事になば一番良いですし、まずは楽しめる事が大前提で、結果は内容が証明することなので、まずは内容にこだわっていきたいと思います」と在原監督は明日に向けての気持ちを語ってくれた。

試合終了のブザーが鳴り響くと同時に、中島選手と吉林選手はピッチ上で抱き合ってうれし涙を流していし、他の選手も同様に喜びを噛み締めていたが、一番最初に喜びを爆発させていたのは、ベンチ前で大きくジャンプをして両手の拳に力を込めて喜びを爆発させた在原監督だった。落ち着くため、ゆっくり息を吐たびにふくらむ両頬がとても印象に残っている。

ブラジル戦を40分間楽しんだ結果が"笑顔"であって欲しい。
















































































































































写真・レポート:中山 伊織



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