北原「難しいことを成し遂げた」、MIP吉川「ボクは引き立て役」

３/17(日)、東京都／国立代々木競技場第一体育館で行われた、PUMA CUP 2013 第18回全日本フットサル選手権大会決勝戦の試合後コメントです。

◆名古屋オーシャンズ・北原選手

―まず、試合を振り返って？

試合の前から厳しい試合になることはわかっていて。後半の残り10分はずっと攻めてましたけど、相手のディフェンスが切れなかったのが、自分たちを苦しめました。常に先行されていたので、先行されると、難しいゲームになるのかなと、改めて感じました。

―昨日のファーストセットのパス回しの問題については解消された？

パス回しについては、割と解消されていたとは思うんですけど、いかんせんウチのセットは失点が多かった。トータルの意味ではあまり良い出来ではなかったです。

―立ち上がりから少しマークがずれているようにも見えたのですが？

前からプレスに行ったことによって、相手に広く使われて…。パスの出し手だったり、３人目のフウガの動きに対して、一歩遅れてしまうということがあったのかなと。それによって後手に回っていましたし、自分たちが攻めたあとのカウンターに対してもうまく対応ができていなかった。それが相手に多くチャンスを与えた要因かなぁと。

―無敗で３冠達成の感想は？

まぁ、今日のゲームは完勝という気持ちじゃなかったので、あまり無敗で終えたという実感が無い中、振り返ってみると、終わりこそこういうゲームになってしまいましたけど、ワンシーズン国内で無敗だったのは、チームとしても個人にとっても大きな出来事で、本当に難しいことを成し遂げたんだなぁと思います。ただ今日は失点にも絡んでいますし、個人的にも出来が良くなかったので…。

◆名古屋オーシャンズ・吉川選手

―得点のシーンについて？

リカルジーニョ選手が引きつけてくれて、ボールをもらえる状況だったので、頭の中は冷静だったんですけど、ニア上を狙おうと思ってけったら、いいところに飛んでいってくれました。

―セットは流動的だったが？

リーグ戦中も固定のセットではやっていなかったので、誰と出てもできますし、そのへんは特に気にもならなかったです。

―後半、最後の方、点を取りに行くセットに入っていたので、監督にも信頼されていると感じたんですけど？

そうですね。こういう大舞台でも試合に出させてもらえるのは信頼されているからだと思いますし、その信頼に応えないといけないという気持ちでピッチには立っています。

―あのセット(リカルジーニョ、森岡、サカイ、吉川)での役割は？

全員がボールを持てて、仕掛けられる選手たちばかりなので、ボクはディフェンスの時のカバーリングだったり、あとは攻撃の時にみんながサイドで仕掛けられるように違うポジションを取ることであったり…。自分が目立つというよりも、引き立てさせるということを考えながらやっていました。

―追いかける時間帯が長かったと思いますが、焦りは？

いや。全然正直なかったですね。ベンチに居るみんなも、「まだまだ時間あるし、粘り強くやっていこう」という話をしていましたし。

―残り４秒で追いつかれた場面はどういう気持ちだった？

決して油断はしていなかったんですけど、ああいう風にフウガのゴールになってしまい、あの時は正直、落ちちゃいましたけど。「PK戦がまだあるということで、みんなで盛り上げて、自信を持ってやっていこう」と話をしました。

―Fリーグというチームが負ける中で、最後の砦だった。やりにくさはあった？

もちろんFリーグでやっているのと、リーグの王者という意地もプライドもありますし、本当に絶対負けられないなという気持ちで挑みました。

レポート：北谷仁治

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