「２年前このピッチに立てなかった選手のひとり」湘南コメント

３/15(金)、東京都／国立代々木競技場第一体育館で行われた、PUMA CUP 2013 第18回全日本フットサル選手権大会準々決勝、試合後コメントです。

◆湘南ベルマーレ・相根監督(府中アスレティックFC戦後)

どうですか？やっていることは変わらないので。まだまだ。もっとボールをつなぎたいです。

―常に先行する試合展開でしたが？

そうですね。府中戦は必ず失点してからのスタートになるので、我慢して、先に点を取ろうと話していた。

―失点のシーン。キックインから２点ほど決められていた。問題は？

いろいろ修正点はありますけど、僕たちは攻めから入っているチームなので。やっと第３クールからディフェンスのことやり始めたので、コーナーのディフェンスもこれから…。こういう経験をして初めて、そこに立つ意味というのも出てくる。監督に言われて立たされているんじゃなくて、何で立つのか？こういうゲームをしないとわからないと思うので。次はどちらが来るかわかりませんが、簡単に入れられているようじゃあ、やられてしまうと思うので。

―PK戦、遠藤選手も好調だったと思いますが、キーパーを冨田選手に代えたのは？

うーん。まぁ疲れもあるかなというのと。冨田の方が体も大きいですし、PKも得意なので。あと、下のチームを考えたときに、この試合にかける意味がある選手だと思うので(冨田選手は前・ステラミーゴいわて花巻所属。２年前、準々決勝の試合を控えていた時に東日本大震災が発生した)。２年前、このピッチに立てなかった、試合ができなかった選手のひとりなので、それを２年越しで試合できて、彼が(ピッチに)立って試合を決めるというのは、すごくプラス要素だったというのがあります。

―キッカーの順番は？

自分が決めたわけでなく。「気持ちの強い奴出てこい」という感じで。

―久光選手は試合に出ていなかったですよね？

蹴りたかったんじゃないですか(笑)？ちょっとでもチームに貢献したいという気持ちで出てきたんだと思います。(外れたのは)残念でしたけど、次につながると思います。

―リードしている時間は守備のラインを低くしているように見えた。そのあたりは余り無理しないで、ということ？

いや。全然(前から)行けてなかったと思います。

―収穫は？

勝ててなかったチームが勝てたこと。課題はやってきたボール回しがまだまだできていないので。逃げずに。前からこられても裏に出すというやり方もあるんですけど、しっかりボール回しをしないと、１年間やってきた意味がないので。勝つ気持ちも持って。思い切りぶつかりたい。

◆湘南ベルマーレ・藤井選手

―今大会にかける気持ちは？

ひとつはこういうところでできて、幸せなのと、自分は去年違う形でフットサルを見てきて、冷静に物事を考えて、どういう形で伝えていかないといけないのかなどを考えた。２年前のこともあって、本当はなくなってもおかしくなかったのが、みんなの想いもあったみたいなので。どの大会でもそうだけど、全員手を取り合ってやるとか、勝ち負け以上に必要な大会だと思う。

―PKを蹴らなかったのは？

俺は蹴らない方がいいというのと、プレデターの時に、僕が蹴らないで勝った経験(ジンクス)があったから。

―では、これからも蹴らない？

これからも蹴らない(笑)！回ってくるかもしれないと、ドキドキしてた。８番(藤井選手の背番号)は譲れないので、８番目には蹴るつもりだった。

レポート：北谷仁治

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