全日本、フウガすみだ・宮崎、太見、須賀監督コメント

３/８(金)～10(日)の３日間、舞洲アリーナで行われた、PUMA CUP 2013 第18回全日本フットサル選手権大会１次ラウンド大阪会場の試合後コメントです。
　
◆フウガすみだ・６.宮崎選手(２日目・シュライカー大阪戦後)

―すごい試合でした？

正直、いまは、悔しさの方が強いです。勝ちきれなかったので…。

―すごいスピードで走り回ってますが、そこは持ち味でもある？

個人個人だとたぶん、大阪とかにかなわないと思うので、切り替えとか、ひとつひとつのプレーに盛り上がると、そういうところで対抗していかないといけないと思うので。そういうところを１個１個大切にして。それでようやく戦えると思っています。

―明日が大事になる？

そうですね。明日勝たないと、今日の結果はなんにもならない。今日の結果を生かすも殺すも明日なので、頑張りたいと思います。

―『大阪も、フウガも、代々木で見たい』というフットサルファンは多いと思うので、今日の引き分けは多くの方が喜んでいると思います。

そうですね。でも去年もパワープレーでやられていて、今年も対策はしていたので…。ちょっと、ビデオを見て、反省ですね。本当に悔しいです。

◆フウガすみだ・須賀監督(３日目・ボルク北九州戦後)

タフなリーグでしたけど、なんとか勝ててよかったです。

―今日の試合を振り返って？

地域CLで戦っているチームで、２年前にも選手権と地域CLでもやっているんですけど、その時に比べてかなりパワーアップしていたと地域CLで感じていたので、難しい試合になると思っていました。そのとおりで、軽いプレーとか、ディフェンスの稚拙なミスがほとんどなくなっていたので、正直、点を取るのがしんどかったですね。

―グループCは１位で抜けるのと２位で抜けるのは大きな差があったと思いますが？(２位で抜けると名古屋オーシャンズとぶつかるため)

名古屋オーシャンズと試合するという、特にリカルジーニョがいる名古屋と試合をするというのは、リカルジーニョはいつまで名古屋にいるかわからないですし、そういう意味では名古屋と試合をしたいんですけど、それ以上に優勝をしたいという気持ちがあるので。そう言う意味では名古屋がフレッシュな状態で挑んでくる金曜日より、決勝の方が、勝ち目があると思うので、正直、１位で抜けたかったですね。大阪も一緒だと思うんですけど、横で並びながら(同時に試合を)やったことがなかったので、かなり大変でした。

―大阪のペースを見ながら戦った？

基本的には考えないで、残り何分かで絶対に必要な点数というのがあれば少し考えようという話でした。普通に戦っていないと。普通にやってても点が取れませんでしたし、いろいろ考えると普通に戦ってよかったなと思います。

―ビハインドの時間帯はどう戦っていこうと？

チャンスがなかったわけではありませんし、愚直にやっていくしかないと。さらに１点取られると、よりディフェンシブに戦えるチームなので、しんどいなと思っていたんですけど…。ラッキーな形ではあったんですけど、イゴールがあれだけ前に出てくる選手ですし、前に出てくることでチャンスを潰されてしまうシーンがあった。偶然というのは必ず必然だと思うので、必然で起こったゴールだと思っています。

―決勝ラウンド、相手によって戦い方は変わる？

もちろん。相手によって試合は成り立つので、相手によって変えないのは、逆に無策だと思うので。ただ事前に準備をできるかはわからないですけれど、相手を見ながら、戦うことになると思います。

―「世界一代々木に帰ってこい」と言われる男だと言われてますが？

毎年期待を裏切っちゃってるチームだったので、しっかりノルマを果たしたいと思っていた。逆にノルマを果たしたら、後は自分たちで楽しみたいと思っていたので。後は自分たちがご褒美として、ノルマではなく、自分たちがどこまで行けるか、試していく場だと思うので、全力でぶつかりたいと思います。

◆フウガすみだ・８.太見選手(３日目・ボルク北九州戦後)

2009年に本選に行けてから全く行けてなかったので。ようやくスタートに乗ったかなと思いますね。

―昨日シュライカーと引き分けましたが、いかがでしたか？

いや～大人でしたね。向こうが。ウチがリードしていたところでも落ち着いていましたし、お互いファイブファウルが溜まった時もやっぱり無理に取りに来なかったですし。ちょっと取りに来て欲しかったなとキープした時間もあったんですけど。一木くんがまったく取りに来なかったですし。やっぱりそういうようなところが彼らはしっかりしているから、Fリーグでも上位に居るのかなぁと、改めて思いました。

―終盤、大阪がパワープレーに来ました。フウガはパワープレー返しが得意なチームでもあると思いますが？

大阪のパス回しはスピードが早くて、寄せるにもいまのレベルだと難しいのかなと感じつつ、ただそれでやめちゃうとウチの良さが出ないので、そのへんのバランスというか駆け引きのところで向こうの方が一枚うわてだったのかなぁと。

―ボールを飛ばされて(サイドを変えられて)の失点でした。

昨日帰ってビデオ見た時も、絞っていかなければいけないところですし、防げる失点だったのではないの？という。もちろん向こうのプレーが素晴らしかったんですけど。ただやれない防げたんじゃないかというところがあるので、次回につなげていきたい。

―グループCは２位抜けだと、名古屋と対戦。その違いも大きいのかなと？

まぁ、気になりますよね。試合中も。正直に。まぁ気になりますし。ボクは見ながらもやってましたけど。うーん。名古屋と戦いたいのはあります。今年、フウガは名古屋にしか公式戦で負けてないんですよね。それ以外は引き分けだったり。やっぱり名古屋にはリベンジしたい。ただ舞台がここ(１回戦)ではないと思っていましたし。１回戦ではなく決勝で戦うことで、観客も巻き込んで、フウガの色というか、フウガの勝利を期待している人たちが集まっている中で戦いたいなというのがあるので。この１位抜けは僕らにとっても大きいと思いますし、もちろん名古屋の前にデリッツイア磐田も重要な試合になりますし、技術はフウガが一番劣っていると思うので、攻守の切り替えを大事に戦っていくつもりです。

―そう言う意味では太見さんの４点目が大きくて、チームを楽にしたのでは？

いや～(笑)。それまでに外してたんで。責任は感じていたし、ファー詰めを外して、フリーも外して。

―そのあたりは疲れもあった？

疲れというか、取らなきゃ、取らなきゃという、精神的な疲れの方が大きかったですね。肉体的な疲れで言えば地域CLの方が、３日間で５試合ですからね。あの厳しい試合をやっているので、正直１試合ずつ３日間やるなんて、そんなに大変じゃないというのはありました。

―気が早いですが、対名古屋で言うと、オーシャンアリーナカップから１年経っていない状態での再戦ですが、フウガが成長した部分含め、戦える手応えは？

うーん。まぁ変わらずになりますけど。攻守の切り替えのところでより早く。より仲間意識がいまは強くなっていると思うので。信頼して、前線から行く。それに後ろも合わせて行く。攻撃の時もボールを持っている選手よりも抜ける。これって結構、相手がうまければうまいほど、抜けるのが怖くて下がっちゃうのが失点のパターンだと思っていて、そこはみんな信じてアラの選手が抜けて、抜けたスペースにピヴォの選手が入って。気持ちの部分が今は充実してますし、戦えると思える選手が前より絶対増えたと思う。

―ケガ含め、コンディションは？

ケガはありますけど、今シーズンはまたピヴォで違った一面が見えてきていて、より洗練されているような、自分の型というのができあがってきている感覚がある。今までは体、体という部分を考えていたんですけど、チームメイトに内田淳二が居て、彼がボールをもらう前の動きにすごくこだわりを持っていて、その話を聞いたり、見て盗んでをやっていくうちに、体を使う場面と、使わなくていい場面、体を使う場面でも体の入れ方とかを、やっぱりまだまだ自分の持ち味を出せるんじゃないかと思って、今、進化している最中なのかなと。完璧にできるわけでもないですし、ベッキ(フィクソ)との相性もあるんですけど、色んなバリエーションが増えてきたという気持ちがありますね。

レポート：北谷仁治