W杯へ向けた、代表候補合宿１日目トレーニングレポート

昨日の９/23(日)にも、首位攻防の名古屋×大阪戦を含むFリーグの(激しい)３試合が行われている。試合翌日である今日・月曜日は"リカバリー"をメインテーマに置かれた、60分ほどの、ごく軽いメニューとなった。ミーティングでもまだ戦術の話はなし。「本番は明日から」と言ったところだろう。

　17時18分からストレッチを開始すると、17時26分からは、ハーフコートでのライン鬼。ライン上とマーカー場のみ、鬼も逃げる側も移動可。最初は逆走あり。鬼は白ビブスと緑ビブス(稲葉)の２種類。稲葉に捕まると、稲葉の指示で腕立て、腹筋などの罰が与えられる。チチョが居たときにも行われたメニューだが、初めてのカズは開始前にルール確認する姿も。
　最初は遠慮もあったようにも見えたが･･･、緑ビブスの稲葉は「特別扱いはしない」とばかりにカズも何度かタッチし、ペナルティを与えていた。

　水(休憩)を入れた後、17時39分からは、全面で動きながらのパス。41分から、２チームに分かれて、ゲームに移行。

　今回、ルールは全部は伝えられない。報道陣が多く、取材エリアが区切られたため、在原コーチの説明が聞こえなくなってしまったからだ。これまでは、ベンチ側以外、自由に場所を移動でき、円陣を組んでの説明のときは、ピッチに入って聞いていたりしたが、そんなこともできなくなってしまった。

　ということで、わかる範囲でのルール説明を。全員が手にボールを持って、２タッチでのゲーム。ゴーストで白ビブスの稲葉。稲葉にボールを当てられたチームには罰(腕立て)が与えられる。ペナルティアリア内は誰がキーパーになってもOK。ただし持っているボールで防ぐこと。足を使うとPK。PKはキーパーが投げたボールをヘディングでシュート。手に持ったボールと、パス回ししていたボールを交換できるようだが、交換するとどうなるかは、不明のまま終わってしまった…。
　
　カズはやはりまだ本調子では無いようで、ライン鬼含め、ゆっくり、ゆっくりした動き。序盤はボールに絡むこと自体少なかった。ボールが回ってくると積極的にシュートを打っていた。「エスポラーダでの試合でも一番シュートを打ったことを評価してもらった。そこが期待されているとも思うので」(カズ)と、練習後のコメント。ただシュートを打って終わるだけ、は安易な選択肢でもある。まだ周りの使い方や展開のイメージが無いことが心配される。周囲との連携も「まだまだこれから」なのだろうが、ワールドカップまで残された時間は、多くは無い。

　２つめのゲームはゴールを前に反対向きに出してのゲーム。再び全員が手にボールを持ち、２タッチで、ゴースト(稲葉)ルールも存在してのゲーム。終盤、カズは４ゴールを挙げる活躍を見せた。