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2012/05/28 18:51:06 全国選抜フットサル大会・関東大会 フォトレポート１/田代 由美子
■全国選抜フットサル大会・関東大会 フォトレポート１
写真＆文 / 田代由美子 5月20（日）山梨県小瀬スポーツ公園体育館にて開催された「第28回全国選抜フットサル大会・ 関東大会」 出場8チームをA・Bブロックに分け、ノックアウト形式により代表2チームを決定。各ブロック優勝チームは9月15日〜17日にかけて「北海道きたえーる」で開催される全国大会への出場権を得る。 《試合結果》 Aブロック ・第一試合 山梨県選抜 対 栃木県選抜 3−1 
黄色のユニホーム栃木県選抜、白×青のユニホーム山梨県選抜 
得点経過：3分山梨10番・渡辺祐太 25分栃木14番・斉藤佳哉 31分山梨4番・望月徹 35分山梨4番・望月徹 ・第二試合 千葉県選抜 対 神奈川県選抜 1−6 
黄色のユニホーム千葉県選抜 
赤のユニホーム神奈川県選抜 
得点経過：4分神奈川6番・中川晋太郎 12分千葉9番・中田典宏 19分神奈川2番・大場徹 24分神奈川4番・朏島賢佑 24分神奈川10番・川崎真太郎 24分神奈川OG 35分神奈川3番・飯塚将平 ・決勝戦 山梨県選抜 対 神奈川県選抜 5−4 
青のユニホーム山梨県選抜 
グレーのユニホーム神奈川県選抜 
得点経過：3分山梨9番・平井健一 10分神奈川2番・大場徹 13分山梨7番・薬袋克己 33分神奈川5番・朏島慎吾 34分山梨10番・渡辺祐太 37分山梨4番・望月徹 38分山梨14番・市村貴司 39分神奈川8番・岡花弘始 39分神奈川9番・木村健 Bブロック ・第一試合 茨城県選抜 対 群馬県選抜 1−2 
白のユニホーム茨城県選抜 
赤のユニホーム群馬県選抜 
得点経過：25分群馬14番・加藤雄太 28分群馬2番・宮本悠 37分茨城11番・出浦知弘 ・第二試合 埼玉県選抜 対 東京都選抜 3−2 
緑のユニホーム東京都選抜、白のユニホーム埼玉県選抜 
得点経過：4分東京3番・宮崎暁 11分埼玉17番・中村昌哉 15分東京15番・荒木淳 30分埼玉10番・加藤貴行 34分埼玉OG ・決勝戦 群馬県選抜 対 埼玉県選抜 4−4（PK6−5） 
円陣を組み気合を入れる群馬県選抜 
リラックスムードで談笑する埼玉県選抜 
終盤、群馬が怒涛の追い上げを見せPK戦へ。 
得点経過：13分埼玉10番・加藤貴行 18分埼玉17番・中村昌哉 20分埼玉4番・柾谷純 25分群馬14番・加藤雄太 26分埼玉10番・加藤貴行 34分群馬6番・岩尾信明 35分群馬2番・宮本悠 37分群馬2番・宮本悠 PK戦―埼玉先攻・群馬後攻 ⇒埼17番×・群6番×⇒埼8番〇・群2番〇⇒埼10番〇・群10番〇⇒埼6番〇・群14番〇⇒埼4番〇・群9番〇⇒埼5番×・群13番×⇒埼9番〇・群3番〇⇒埼7番×・群5番〇 「関東1部の選手がいない選抜チームが全国大会で勝てるわけがない。」決勝戦を終えると、そんな冷ややかな声がどこからか聞こえてきた。 全国大会への切符を掴んだのは山梨と群馬、今日の主役は優勝候補の呼び声高い“東京”でもなければ前大会の覇者“神奈川”でもなかったのだ。 優勝した山梨・群馬は第一試合の勝者で、決勝で敗れた神奈川・埼玉は第二試合の勝者である。決勝を落とした彼らは、一時間にも満たないインターバルで決勝を戦わなければならず、不利な状況であったことは間違いない。それに加え、1試合目と選手の入れ替えが殆ど行われておらず、必然的に後半は足が止まった。 山梨には関東1部のチームがない。よって、選抜は主に県リーグの“武田消毒”と関東2部リーグ“funf”の選手で構成されている。キャプテン曰く“キャラが濃い”このチームは、アクの強いレフティに加え、新たに加わった元ファイルフォックス・望月の存在感が光っていた。 群馬に至っては現在関東リーグのチームがなく、全員が県リーグの選手たち。とは言っても、嘗て関東リーグにいた“ＢＦＣ”や“ＯＨＲＡ”の選手を中心にメンバー編成されている。また、関東での経験がない若い選手も順調に育っているように見えた。元Ｆリーガーの須崎・山崎チアゴなど“デルミリオーレ”の所属選手は施設大会開催と重なり今回は不参加だった。しかし、全国大会では彼らがメンバーに加わる可能性も十分あるだろう。 一昨年、全国大会へ出場した千葉県選抜は育成重視のチームだった。各地域代表を相手に若手選手を積極的に起用、彼らが貴重な実戦経験を積んだ。結果はグループリーグ敗退と決して良い成績とは言い難かったが、これが大きな収穫となり、選抜を経験した選手たちが所属チーム躍進の原動力となっている。 確かに全国大会で勝つのは簡単なことではない。両チームともに“1勝”というところが目標になるだろう。 だが、たとえ“勝利”という目に見える結果が出なかったとしても、選手たちが全国大会で得られる経験・収穫は大きいはずだ。やがて彼らが関東2部・関東1部を目指す所属チームの中でその成果を発揮してくれるに違いない。
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