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2012/04/11 18:46:02 2011関東フットサルリーグオールスター マッチレポートその２
2011関東フットサルリーグオールスター マッチレポートその2
■関東女子オールスター 0−2 東海女子オールスター ・得点者 東海女子：小山（member of the gang）、オウンゴール 
両者ともに、レベルの高い試合を披露。関東女子は2010年の雪辱ならず、東海女子が勝利した。 男子の3位決定戦を前に、関東女子と東海女子のオールスターマッチも行われた。2010年は東海が1−5で勝利していることもあり、雪辱を果たしたい関東女子の戦いに注目が集まった。 しかし、その強さが際立ったのは東海女子だった。どちらのリーグも個々の能力が高い選手がそろっているが、東海女子は、チームワークでも関東をリードしていた。前半2分、監督兼選手として出場した小山（member of the gang）のミドルシュートは、ゴレイラのブラインドとなり、右サイドネットへと突き刺さり東海女子が先制。関東女子も、自分たちのリズムで攻撃する時間も作っていたが、なかなかゴールを奪えずに後半へと突入した。 後半12分には、左サイドの加藤（FALCO GIFU F.S）のシュートをゴレイラがファンブルし、オウンゴール。今年も東海女子が関東女子を振り切り勝利した。 この試合は、男子の後の試合と言うこともあり、女子と男子での違いも数多く見られた。 普段とは違うチームメートとの試合であるために、連携が噛み合わない部分は仕方がないが、サポートの遅さ、トラップからパスへの動作の遅さが見られた。判断が遅れるために、ボールサイドに寄せられ、カットされてしまうか、後手になる場面が多かった。意図的なプレーよりも、偶発的なプレーが多く、まだまだ女子フットサルが進化していかなければいけない課題が山積している。 もちろん、個人戦術への理解が高い選手も多く、オールスター特有のセット分けなど、試合自体の質は高いものだった。年々加速していく、女子フットサルの発展がますます楽しみになる試合となった。 ■3位決定戦 東海オールスター 5−2 東北オールスター ※3位決定戦から20分ハーフ ・得点者 東海：伊藤2（DELIZIA磐田）、門田3（DELIZIA磐田） 東北：戸倉（BANFF SENDAI）、小泉（アトレチコ群山） 
組織力と個々のレベルの高さが際立った東海が試合を終始主導し、東北に勝利した。 
東北も意地を見せ、好セーブを連発していたゴレイロの鈴木伸治（写真左）でのパワープレーで攻勢を仕掛けていた。 東海オールスターの魅力が詰まった試合だった。開始1分、左サイドで伊藤（DELIZIA磐田）が縦の門田に当てると、折り返しを再び伊藤が受け、先制点をたたき出した。9分には、エリア内角度のないところから、門田の豪快なシュートが決まり点差を広げる。門田は後半の最初のプレーで、自陣左の本田からの浮き球をジャンピングボレーを決めるなど、会場を沸かせるプレーを披露していた。 タレント揃いの東海が5−0とリードする中、東北が意地を見せた。後半14分、ゴール左の戸倉（BANFF SENDAI）が豪快なシュートをネットに突き刺し1点を返す。さらに、後半16分には、右サイドの鈴木正幸（アトレチコ郡山）がゴール前に浮き球を出すと、これを小泉（アトレチコ郡山）がダイレクトで合わせ2点目を獲得した。 追撃弾はここまでだったが、即席チームにも関わらず、ゴレイロの鈴木伸治（BANFF SENDAI）がそのまま上がってのパワープレーでチャンスを作るなど、最後の最後、猛攻を見せた。 震災の影響でリーグ開催も危ぶまれる中、東北リーグは通常より遅れること数か月、9月から開幕した。「地域や全国の人に支えられてリーグが開催でき、その感謝の気持ちを前に出してやりました。いつものリーグとは違い、東北リーグの全チームがそういう雰囲気でリーグ戦を戦っていたと思います」（鈴木伸治／BANFF SENDAI）と彼らは、フットサルができる喜びを本当の意味で理解し、そしてこの日も、東北を代表して戦った。関東リーグオールスターと銘打ったイベントではあったが、2011シーズンの地域リーグを締めくくるイベントとして、大きな意義と価値のあるものとなった。 当日の会場では、チャリティイベントも実施。500円のチャリティ缶バッチを購入すると、参加した各チームから提供された記念グッズが当たる抽選会が行われた。決勝戦のハーフタイムでは、このイベントでの収益を義援金として、東北リーグへ寄付された。 文・本田好伸 写真・中山伊織 ＞＞ 2011関東フットサルリーグオールスター マッチレポートその１
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