関東リーグ12節ファイル・難波田選手、柏・那須監督コメント

９/24(土)、墨田区総合体育館にて行われた、関東フットサル１部リーグ第12節、第１試合、ファイル×柏戦後の柏・那須監督、ファイル・難波田選手コメントです。

●柏・那須監督コメント

―今日の試合について。
那須監督「チーム状態としては、連敗の後、大事なゲームとわかっていながら、なかなか上手く練習できていなかったが、逆にコミュニケーションとって勝てるようにと、気持ちを高められたと思う。勝点３が欲しかったが、追いついての勝点１は、チームにとって、内容からいってもデカイと思う。良かった」

―ゲームプランは？リードされても、ハーフから引いて守る守備が目立ちましたが。
那須監督「失点は我慢しきれず、引き出されてワンツーから。相手は積極的に攻撃に来ていたので、逆にウチとしては守ってからのカウンターを狙っていた。戦術・戦い方を変えずに行きたかったが、後半、(守備で)前がかりにならないと得点の匂いがしなかったので、ある程度前から(プレスに)行った。相手のリズムが壊れて、自分たちがより攻撃しやすくなったので、戦術変更は良かったと思う」

―タイムアウト後の得点だったと思いますが、どういった指示を出しましたか？
那須監督「ハーフタイムもそうですが、０－１の状況で、次の１点が大事になると。まずは自分たちの特徴、いい守備からのカウンターを狙うこと。守備の確認。切り替え早くといったことを話しました。セットプレーからの得点については、前に行きたい気持ちを、選手たちが上手くコントロールしてくれてのゴールだったと思います」

―セットプレーでの得点について。
那須監督「特にこちらから指示出したわけでありません。相手がいろんなことやってくるので、『切り替え早く』と守備で言っていた部分が、逆に攻撃で切り替えを早くできて、点につながったと思います」

―セットプレーは普段よく練習しているのでしょうか？
那須監督「サインプレーまだやってない。ゲームの中での状況判断･･･、ゆっくりするのか早くスタートするのか。あとは選手の特徴考えてて、今は選手の判断でやっています」

―残りの試合について。
那須監督「上位への望みが消えたわけでないので、この混戦の中、残りの２戦を勝つと自信にもつながると思います。１部はどこも厳しい戦いになりますが、相手の特徴、自分たちの特徴を考えて、自分たちのいいところを少しでも出せるように戦っていきたい」

●ファイルフォックス・難波田選手コメント

―今日の試合について。
難波田選手「悔しいですけど、切り替えるしかない」

―先制を奪いながら、なかなか追加点が奪えない展開でした。
難波田選手「難しい状態ですね。０点に抑えると言うのともう１点欲しい。両方持ちながら進んでた。結局あの一発で同点になっちゃう。自分たちのまだまだ足らないところ。守りつつ、もう１点取る。というのが、まだできない。引き分けじゃなく、普通に勝てたと思います」

―守りながら点を取るためには、どこが足りませんか？
難波田選手「攻め手が無いですね。相手が引いて守っているときに、ピヴォに入るとか、いろんなバリエーションが必要だと思います」

―失点のシーンですが、ベンチからも「集中しろ！」の声が飛んでいたところでした。一瞬、集中が切れたところがありましたか？
難波田選手「そうですね。２人くらいがマークの確認しているところでポンと入った。そこで、何というのかな･･･"経験"かな。ココが危ないというのを、本当はもっと時間を追うごとに集中しないと。特に０点に抑える場合には。たぶん、『守れてきた、守れてきた』というところでポンとやられてしまったんだと思います。まだまだですね」

―今日のファイルは前から積極的にプレスをかけていました。ああいうとき、後ろ(フィクソのポジション)で考えていることは何ですか？
難波田選手「本当は取ってカウンター、もっとショートカウンターできればいいと思います。前で取ってシュートまでいけよと言うシーンが何本かあった。そういうとこあれば、もっと勝ちきれるのかなぁ、と」

―難波田さんの人生・生活の中で、フットサルにかけるウェイトは変わってきていますか？
難波田選手「そうですね。仕事がまず大事なので、これまでとはフットサルの距離感は変わってきたと思う。でも試合だけは･･･(笑)。やっぱり負けたくない。状況は違うけれど、気持ちでまだまだやれる部分はあると思うので、やりたいなと思います」

―後半ファイルがピンチのシーンで、自らピッチに出て行ったように見えました。交代についてはある程度、自由に任されているのでしょうか？
難波田選手「１－０で、自分の中では他の選手に任せて０に抑えて、危ないときに(ピッチに)居れればいいというのがあった。難しい状況でしたね･･･」

―プレーや能力の面で、衰えを感じる部分はあるのでしょうか？
難波田選手「そりゃ、感じますよ。今日も(足を)つってますから。スピードはもともと無いですし、やれることは限られてきていると思う。ただ、その中で、体を張るとか、まだやれる部分はあるから。(できることが)狭まっても、できること、やるべきはいっぱいありますよ」

―『もともとスピードが無い』という言葉もありましたが、スピードのある選手への対応法は？
難波田選手「(スピードに)乗る前に距離を近くするのが一番いいのかな。相手の間合いに入ってしまうのは良くないので。一歩詰める。そこができなくなってきたら厳しい。僕が居ることで(逆に相手が)楽になってしまう。そこの部分は気をつけています」

―関東リーグに戻ってきて、Fリーグとの差は感じますか？
難波田選手「差はあるかなぁ。違いを感じることは結構あります。試合をしたら、一発勝負なので勝てることもあると思いますが。個々の能力、フィジカル。カウンターがはやいとか。(Fリーグを観る時は)人(仲間のプレー)を見に行っている部分が多いので、試合を(ゆっくり)見ることはありませんが･･･」

―難波田さんから見て、Fリーグなり、地域リーグを含めて、フットサルがもっと盛り上がるには何が必要でしょうか？
難波田選手「名古屋が負けないように。強いチームがちゃんとしないと。名古屋が負けて盛り上がるようじゃ厳しい。名古屋が勝ち続けて、そこに喰らいついていくという構図がいいと思います」

―名古屋の優勝が決まっているような状態だと、『マンネリで面白くない』という声もありますが？
難波田選手「マンネリで面白くないところを、周りがプロとアマの違いを見せて欲しい。やっぱりプロになんないとダメなんだという状況をつくっていくことが大事。名古屋は勝って当たり前。プロは勝たないと」

レポート：北谷仁治

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