樋口４アシスト！王者SWH、白星発進/関西Lレポ２

５/15(日)に開幕した、関西フットサルリーグ 2011。第２試合目は、SWH Futsal Club×S.P.KIMURA JOY FUTSAL CLUB。昨年度王者のSWHが登場。

　SWHは、地域CLで負傷の西がケガ中。「早くて復帰は８月ごろとなりそう」とのこと。稲田のFリーグ・府中入りもあったが、花巻から、金尾が加入した。

　個人的に開幕節の５試合、10チームの中で、"一番美しい"フットサルをしていたのは、やはりSWH。セットプレー一つをとっても、有機的に４人が動く様は上田監督の戦術と、チーム練習の跡が伺えて好感が持てる。

　前半 18:56、SWHはこぼれ球を19.佐藤が押し込んで先制ゴール。しかしジョイも06:49、サッカーから転向、長いブランクもある11.吉田勢樹が決めて、１－１の同点に追いつく。前半は１－１のドロー。

　ジョイは、大槻、猪田らチームのキーマンが抜けたが、「アルゼンチンサッカー帰り」という10.岡谷や、同点ゴールの11.吉田など、面白い選手が加わった。また、４.原田はSWHの前プレを冷静に回避するなど、明らかに去年より成長した姿を披露した。大谷兄弟が"出ずっぱり"状態なのが気になるが、面白いチームになるかもしれない。

　後半 16:22 SWHは右からのキックイン、ディフェンスの間に通したシュートパスに、11.秦が合わせて、２－１と勝ち越し。すると、15:00には、10.樋口へのピヴォ当てから、15.角谷が３点目。38分には19.佐藤が２点目。00:51には、樋口が反転からサイドを変えたボールが、フリーの角谷に渡り５点目。５－１とリードを広げる。樋口は５得点中４アシストの活躍。このあたりは、SWHのパス回しも"さすが"だが、一部の選手の出場時間が長いジョイは、攻撃に、守備に、走り切れなく(追い切れなく)なってきた感じだった。

　00:09 それでもカウンターから、８.大谷真一が１点を返し、２－５としたが、反撃はここまで。SWHが貫禄を見せ、初戦を飾った。

　「稲田が抜け、佐藤も（次から)ケガの手術で戦線を離脱する」(上田監督)というSWHは、「少数精鋭でいくしかない」と選手のやりくりがリーグ序盤のポイントとなりそう。佐藤や西が返ってくる夏場まで、"どう乗り切るか"が、連覇のカギとなりそうだ。
　「地域CLが終わってから時間が無かったので、新しいことを始めることはできなかった。今までやってきたことと、新しい選手の色をどう出していくか」がチームのテーマだと言う。