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2011/02/13 20:12:59

大阪、名古屋に勝ち越し決める逆転劇/F26節 大阪×名古屋


2/13(日)、舞洲アリーナにて行われた、Fリーグ2010 powered by ウイダーinゼリー第26節、シュライカー大阪×名古屋オーシャンズシュライカー大阪は、永井の2ゴールなどもあり、シュライカー大阪が、名古屋オーシャンズに逆転勝利を収めた。


●消化試合?リアリスト?

リカルジーニョが不在。「相手に誰が居なかったとは言わないが、名古屋はその選手が居なくても強い相手」大阪のドゥダ監督は自分たちの勝利の価値を強調した。
 「主力選手を休ませる狙いもあったが、チーム内でインフルエンザが流行って、ベストメンバーを組めなかった状況もある」とは名古屋・アジウ監督の弁。それでも、リーグ優勝を決めるまではほとんど出場機会の無かった、17.平林、8.丸山らが(どんな展開になっても)ローテーションで出続け、後半ゴレイロには18.川原に代わって、1.定永を出場させた。名古屋・アジウの、この試合にかける"本気度"は如何ほどのものだったろうか・・・?
 勝利・タイトルの獲得にこだわるからこそ、タイトル獲得済みのリーグの1勝(勝利)には目もくれず、次のタイトル(全日本)を見据えて主力の疲労回復・温存に努める。個人的な"憶測"の域を出ないが、"リアリスト"アジウの徹底ぶりを、ある意味感じさせられる試合だった。


●"名古屋キラー"だ!大阪、名古屋に今季勝ち越し

それでも名古屋から2勝をあげ、今季名古屋に"勝ち越し"を決めたシュライカーの結果にケチをつけるつもりは無い。2勝のうち1勝はリカルジーニョの居る"100%の"名古屋から勝ち星をあげた。それもアウェー・オーシャンアリーナで。

 この日も前半は常に先行される苦しい展開。それでも「同点にできたことが後半の結果につながったと思う」というキャプテン13.一木の言葉通り。王者に"喰らいついた"ことが、大きな一勝につながった。

 名古屋相手に先行されても、逆転する自信を持って戦えるチームはそうは居ない。名古屋・木暮選手の言葉を借りれば「名古屋はフィジカルや1対1のところで他チームを上回れる。今日は負けたとは思わないけれど・・・、1対1の部分などでイーブンとなってしまい、ウチのストロングポイントが発揮できなかった」とのこと。個の勝負で名古屋に負けないスキルがあるからこそ、大阪は名古屋と好勝負ができるのだ。

 先制は名古屋。15:12 フリーキックから、5.完山が送ったボール。ファーポストに立っていた4.サカイへのコースが空いていて、難なくサカイはダイレクトで来たボールを流し込んだ。前に壁2枚を立たせ、ゴレイロのイゴールも3枚目の壁となるように、壁の一番右に入る形。完山のパスはそのイゴールの右側を抜けていった。イゴールの壁のつくり方、マークのつけ方のミスかと思ったが、確認したところ、イゴール曰くは「あくまで自分の意見ですが・・・」と前置きした上で、「一木がファーにループで出るボールを警戒し過ぎていたので、あそこのコースが空いてしまった」とのことだった。

 大阪は、11:42に同点ゴール。決めたのは19.瀬戸。左サイド、24.村上からの斜めのパスを中央で受け、1回、2回とシュートフェイントを入れつつ、ディフェンダー、ゴレイロを揺さぶって右に進み、コースを"空けてから"シュートを叩き込んだ。『持ち過ぎだ!』と思った筆者の(浅はかな)考えの上を行く、素晴らしく冷静な判断・ゴールだった。

 08:06 名古屋はゴール前で受けた12・ルイス ネゴンが反転シュートを決めて、再び、勝ち越し。大阪ホームの会場からは、名古屋の強さに(?)溜息が漏れる。

 それでも粘る大阪が3,771人の大観衆に興味を失わせない。07:35、こちらもフリーキックから。ゴール前、7.江口が陽動で動いて、14.林が横に流したボール、裏をつかれた名古屋ディフェンスの対応が遅れる中、25.エビーニョがシュート。これは名古屋ゴレイロ21.川原がよく反応して、手ではじいたが、こぼれ球を8.永井が押し込んだ。2−2、大阪は永井のゴールで同点にして前半を折り返す。


選手のモチベーションアップのため、ドゥダからサポーターに要請があった寄せ書き





この日も舞洲アリーナには、3,771人の観客が駆けつけた


エキジビションで一緒に戦ったアジウとドゥダが指揮を振るう


●選手を後押しした、会場の空気

勝敗を分けた要因について質問したとき「声援の力」を上げたのはキャプテンの13.一木。「前半、大阪が得点した時や、いいプレーをした時にいい反応が返ってきていたので」と説明。「いいゲームは観客がつくる」を体現した試合だったのかもしれない。一木のリップサービスではなく、3,771人の大観衆の"リアクション"は、選手たちのモチベーションアップに大きく貢献したようだ。選手から、観客から、そしてお互いがお互いを刺激し、高め合う。そんなゲームがたくさん展開されれば、Fリーグ・フットサルの未来は明るい。

 後半は一進一退の攻防が続いて、どちらが勝ってもおかしくない展開となった。大阪は残り 12:36で、5ファウルが溜まってしまう苦しい展開。それでも勝ち越し・決勝ゴールを奪ったのは大阪だった。

 08:32 左キックインから、下げて、14.林のシュートにゴール前、ゴレイロの裏に抜けていたボールに8.永井が反応。ゴレイロともつれるようになりながらも体ごとボールを名古屋ゴールに押し込んだ。
 歓喜の永井はゴールネットを両手で掴んで上下に、何度も激しく揺らす。続けてネットに右フックと左フックを何度も打ち込んだ。永井のパフォーマンスに会場のボルテージも上がったように感じたが・・・、永井は直後イエローをもらってしまった・・・。このカードは何だったのか・・・?「プレーの再開を遅らせた」ということか?だとしたら、審判員は同じスポーツを盛り上げるファミリーとして、もう少し「見るスポーツ」として意識してもらいたいと個人的には感じた。(※訂正・お詫びあり)



後半、川原に代わって出場の定永




この日一番名古屋で目立っていたのはブルノ。またぎ、スクラッチ、急ストップからの引き技で場内を湧かせた


ルイス・ネゴン。ピヴォとして出場したサカエの方が貢献度は上か








出場機会を伸ばしている江口。名古屋相手だと苦しいプレーも目についた


ケガから復帰の村上。大きな仕事はできず














定永がボールを拾わず、4秒ファウルを取られた直後。今度は大阪のコーナーで、審判がカウントしないのに対し、アジウ自らがカウント。4秒を3回数えたが、大阪に4秒ファウルは無し


永井が押し込んで、決勝ゴール!


立ち上がった永井はゴールネットを上下に揺らす


さらに左右のパンチをお見舞い


この日も名古屋で一番"効いていた"のはサカイ





両キャプテン対決。クールに燃える。クレバーなプレーが光る。お互いタイプは似ていると思う


守備範囲の広いイゴール。プレーに迷いが無い


判定に異議を唱えるアジウ。本気なら、試合後はアジウ節が炸裂していたハズ・・・


際どいボールを防いで雄たけびをあげるイゴール




 大阪はこの永井の決勝ゴールを守り切り、勝利。13.一木、1.イゴール、30.松宮らが口を揃えたように、「ディフェンスで集中を切らさずに、守り抜いたこと」が、大阪がこの接戦を制する一番の勝因となったようだ。


大阪が勝利。キャプテン一木は大きく咆哮した後、ベンチに駆け寄った








●名古屋・アジウ監督コメント

残念な結果になりました。ハーフで守って、相手の動きを見ながら戦うという、ウチとしてはやるべき戦い方はできましたが、残念な結果となりました。


●名古屋・北原キャプテンコメント

今日のゲームはどちらが勝ってもおかしくなかったと思う。大阪の方がより『勝ちたい』と言う気持ちが強かったのだと思う。


●質疑応答

タイムズ「丸山、平林といった、リーグ優勝を決めるまではあまり出場しない選手が長く出ていた。主力選手を休ませる狙いもあったのか?」

アジウ「今週はチーム全体を通じて万全な状況では無かった。主力選手を休ませる目的もあったが、インフルエンザなどで、外れざるを得ない状況もあった」


●大阪・ドゥダ監督コメント

今日の試合はすごく素晴らしいのは言うまでもない。名古屋という強いチームを前に、こういった試合ができたことがすごく良かった。どの選手が居なかったとは言いませんが、それだけでいい試合ができたとわけではありません。名古屋は(リカルジーニョが)居なくて元々強いチーム。そういう強いチームを相手に、自分たちの可能性を発揮できるか、が証明できた試合。自分たちの課題も、いつもよりもっと見ることできた。気持ち的にも展開的にも五分五分の戦いだった。

●大阪・一木キャプテンコメント

神戸に負けて、2位3位が難しくなった試合でしたが、スタッフ含め、気持ちを込めて戦えた試合。内容としてもリアクションだけでなく、自分たちからアクション起こして戦えた。いつもは2点ぐらいで止まってしまうことが多いですが、今日は3点目取れたことが大きい点です。これを続けられるように頑張りたい。


●質疑応答

タイムズ「五分五分の戦いというコメントもあったが、勝敗を分けたのは?できれば気持ち以外の部分で、教えてください」

ドゥダ「もちろん、気持ちだけでは勝てない試合でした。なるべく名古屋のスペースを切るように、速く動かないといけなかった。名古屋みたいにクオリティが高い相手だと1秒でも居眠り、気持ちを離すとやられていたでしょう。集中を切らすことが無かったのが良かったと思います」


記者「自分たちの課題がいつも以上に見えたとのことでしたが、具体的には?」

ドゥダ「数字を見れば、攻撃(おそらく得点数のこと)が花巻より少し上だけであることはチーム率いたときからわかっていました。守ってばかりいても勝ちにいけない。課題は見えていた。ディフェンスから、いい攻撃ができるようにオーガナイズし直してきた。選手たちも自分のこと理解してくれている。成長しようとしてる選手たちを、これからもサポートしていきたい」


※訂正・お詫び「永井選手のイエローについて」
ゆくゆく確認したところ、永井選手は「過度の喜び」による「反スポーツ行為」により警告となったようです。ゴールネットを揺らした後、名古屋ゴールのポストを蹴ったようで、近くに名古屋ゴレイロ定永選手も居ましたし、リスペクトを欠く行為だったのでは?とのご意見もいただきました。(直接、当該審判員に確認したわけではありません)
 私自身は"ポストを蹴った"ところを見ていませんでした。そのために正確性を欠いたレポート、誤った提案をしてしまったと思います。ポストを蹴ったことが事実であれば、個人的には審判の判定・ジャッジは正しかったと思いますので、ここに修正させていただきます。
※それでもイエローは不当だ!という意見もあるかもしれませんが・・・。

 当該審判員の方、ならびに関係者の方にお詫びいたします。申し訳ありませんでした。

 私が持っている「フットサル競技規則」では見つけられませんでしたが・・・、「審判員のための追加指示およびガイドライン」には「得点の喜び」という項目があり(9ページ)、「競技者が得点をしたときにその喜びを表すことは認められるが、過度となってはならない。」という記載もありました。
http://www.jfa.or.jp/match/rules/pdf/law_futsall_09_02.pdf
※これがどれだけ周知・徹底されているか、については議論の余地があると思いますが・・・。また「得点の喜び」の項目の中に、「主審および第2審判は、得点の喜びを予防的にまたコモンセンスを用いて対応するよう目指さなければならない」という記載があることも、ここに付け加えておきたいと思います。


レポート・写真:北谷 仁治

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