47歳の関西リーガーが誕生！！ - フットサルタイムズ

　６/３(木)、関西リーグに所属する、MESSE OSAKA DREAMに、作家である草葉達也氏(47)の入団が決まった。スタッフとしてではなく、選手としての"異例の"入団で、背番号は「４」。

岡部選手からユニフォームを受け取る草葉氏。背番号は「４」

　草葉氏はフットサルを始めて３年目。サッカー歴はおろか41歳までは「20年近く、何もスポーツをしていなかった」。

　1995年に阪神・淡路大震災にあい、ストレスから鬱病・過食症になり、体重は100kgを超えた。ジュニアサッカーを指導する傍らで参加したヴィッセル神戸の「大人のためのサッカースクール」で、サッカーを始めたのが41歳。そしてFリーグ開幕前のプレシーズンマッチで、デウソン神戸の原田浩平選手のプレーを見て、「フットサルにハマった」。

　Fリーグ会場やデウソン神戸の主催する個人参加にもあしげく通った草葉氏はダイエットにも成功。「命を救ってもらった。サッカー・フットサルに恩返しをしたい」と話し、『One Goal！One Heart！』などのチャリティープロジェクトなども積極的に主催していた。

　草葉氏の「夢」は留まるところを知らず。今回の"関西リーグ挑戦"となった。

　草葉氏は言う。「関西リーグも観に行かせていただきました。他のスポーツほど、トップリーグと地域リーグの差が無いこと。関西リーグもFリーグと(大きくレベルが)変わらないは重々承知しているつもりです。選手として(関西リーグの)ピッチに立つことはとんでもないことだと思いますが、MESSE DREAMや関西リーグを、ひいてはフットサルを、少しでも盛り上げて行きたいと思っています！」

　47歳のサッカー選手と言えば、(もちろん引退されてますが･･･)宮澤ミシェル。イタリアのドナドニ。チェコのイワン・ハショクなど。草葉氏は円錐角膜という目の病気も抱えており、右目の視力がほとんど無い。スポーツ選手への憧れはあったが、目のことがあり、あきらめたと言う。選手としての挑戦は非常に難しい挑戦になるが、作家という"プロの物書き"である草葉氏が、内側から、どのようなことを伝え、フットサルをどう盛り上げていってくれるかにも注目したい。

以下は、草葉氏と交流のある、Fリーガー・関西リーガーからのコメント。

●デウソン神戸・原田浩平選手
　ドリーム入団おめでとうございます。関西リーグ最年長ということもあり僕たち現役選手も励みになります。無理せず怪我のないようにがんばってください。

●K'ntetsu Futsal Club・高橋正則監督
　プレイヤーとしては出れないと思いますが･･･。きちんと選手登録もしてという意気込みがスゴイと思います。(関西リーグでずっと戦っている)ボクらにとってもすごく力になります。ボクも頑張らなアカンなぁ。気持ちで負けてるなぁ。と思いますね。

●VAXA高槻・沼田慎也選手
　有名な方に参加してもらえることで、注目度も上がり、いいことだと思います。頑張って欲しいと思います。チャリティーイベントや芸能人女子チームの監督をされていることは、見たり聞いたりしていました。大人の方がいろいろ関わってくれることは素晴らしいことだと思います。

●K'ntetsu Futsal Club・主将・大塚和慎

　入団おめでとうございます！今までフットサルのために努力してきたことが認められた結果だと思います。草場さんが入団されることで関西リーグが少しでもメディアに取り上げられることを祈っています。チームは別ですが一緒にフットサル普及のためにがんばりましょう！

メンバーに挨拶する草葉氏

ドリーム入団の喜びから「オーバーワークで膝が痛い」と言いながらも早速練習に参加する草葉氏

デウソン神戸時代に応援していた、廣瀬選手とも再会

オスカル草葉のフットサル人生生涯ピヴォでありたい