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2010/01/14 18:02:51

全日本選手権 関西大会レポート1


PUMA CUP 2010 第15回全日本フットサル選手権大会 関西大会

日時:2010年1月11日(月・祝)
会場:大阪中央体育館

 1/11(月・祝)、大阪中央体育館にて、PUMA CUP 2010 第15回全日本フットサル選手権大会 関西大会が行われた。

 3チームずつ、2つのブロックに分かれて総当たり戦が行われる。今年の関西からの出場枠は「3」つ。各ブロック1位にチームと、2位同志の決定戦の勝者・3チームが全国大会出場となる。決定戦に回れば、1日に20分プレイングを3試合行うことになるので、フィジカルやメンタルだけでなく、選手層(チームの総合力)が問われる試合となりそう。試合が連続するチームもあり、全国への道は険しく、過酷な戦いを余儀なくされた―。

 Aブロックには兵庫代表のS.W.H、奈良のクロタロ奈良、和歌山のSET STARが入った。Bブロックは激戦。京都のリンドバロッサに大阪のドリーム、滋賀のJOY。上位3つがBブロックに固まったような激戦のブロックとなった。


●第1試合・Aピッチ・S.W.H×SET STAR

 先制は15分にS.W.H。右サイドゴールライン付近から、7.渡辺が後方に戻し、10.樋口が右に展開したボールを、20.稲田が決める。S.W.Hが押し込んだ状態から、うまくボールを動かして、最後は素早くサイドチェンジを入れたことで、稲田にシュートスペースができた。S.W.Hは17分、またも20.稲田が決めて、2−0。稲田の2ゴールで、関西大会も初出場のS.W.Hが俄然、勢いに乗る。

 後半4分にも加点したS.W.Hは3−0と試合を優位に進める。

 しかし去年までの戦いぶりでは『和歌山1弱』だったが、今年のSET STARは違った。

 後半17分に1点を返すと、パワープレーに出て、残り27秒、15.厚地のゴールで2−3。1点差に詰め寄った。しかしリズムを奪うのが遅すぎたのもあり、反撃はここまで。惜しくも1点差で、兵庫代表・関西リーグ所属のS.W.Hに敗れた。


●第1試合・Aピッチ・JOY×リンドバロッサ

 下馬評ではリンドバロッサが上。内容的にも押し込んでいたのはどちらかと言えばリンドバロッサだったが、JOYは少ないチャンスを"決めるべき人"が決めて、大きな1勝を上げた。

 前半は0−0。お互いチャンスをつくりながらも、ゴールが遠い。

 後半先手を奪ったのはリンドバロッサ。後半立ち上がりの3分、ゴール正面やや右から逆サイドに、14.阪井がミドルシュートを突き刺し、均衡を破る。

 しかしJOYもカウンターから、普段は"守備の人"である8.大槻が決めて、1−1の同点。振り出しに戻った試合はまたも膠着状態に入る。どちらかと言えばリンドバロッサがボールを支配。試合を優位に進めていたが・・・。19分、JOYはエース11.馬場が前線で受けて、得意の反転シュート。リンドバロッサも"最も警戒していた"ハズの選手が、強引にゴールを奪って、勝ち越し。試合はそのまま逃げ切ったJOYが勝利を収めた。


●第2試合・Aピッチ・S.W.H×クロタロ奈良

 前半15分、長い均衡を破って、12.長谷部 智のゴールで先制したのはクロタロ奈良。しかしS.W.Hもセットプレーから、またも20.稲田が決め、1−1。1試合目に続き、S.W.Hは20.稲田がゴールでチームを引っ張る。前半は1−1のまま終了。

 後半に入るとS.W.Hが攻勢。5分、ベテラン2.壁屋のゴールで逆転に成功すると、7分には14.佐藤が決めて、3−1とリードを広げる。
 8分、クロタロ奈良はまたも12.長谷部 智が決めて2−3。1点差に詰め寄るが、こう着状態の後、追加点を上げたのはS.W.H。15分、2.壁屋が右サイドを突破して折り返したボールを、ファーで8.青山が合わせて4−2。時間帯から言っても、大きなゴールとなった。
 クロタロ奈良は13.長谷部 亘がゴレイロに入ったパワープレーから1点を返し、1点差まで詰め寄るも反撃及ばず。3−2で、S.W.Hが2勝目を上げ、グループ1位となり、初の全国大会出場を決めた。

 「厳しかった。しんどかった」とはS.W.Hの上田監督。「第1試合のセットスターさんはしっかり守ってくるチームで、『相性が悪いかな』と思っていたら、案の定苦戦しました。ただ両チームともペナルティ近くでのファウルが多いという弱点がわかっていて、重点的に練習してきた(フリーキックの)セットプレーから得点が奪えたのが良かったと思います。兵庫を勝って来て、メンタルが強くなった。成長できたと思います。戦術的な部分を高めていかないと、全国では厳しいと思います」と早速、気を引き締め直していた。

 去年の8月にデウソン神戸のアスピランチから移籍してきた20.稲田。第1試合は先制ゴールを含め2ゴール。第2試合でも先制された後、同点ゴールを決めるなど、大事な場面で、貴重なゴールを挙げた。「これを目指していたので良かった。正月も練習してきた」と振り返り、Fリーグのクラブとの対戦については「楽しみ。力を示すチャンス。全国にS.W.Hをアピールできれば・・・」と腕を撫す。


●第2試合・Bピッチ・JOY×DREAM

 近年の実績ではJOYが上。しかし主力選手が抜けたJOYと、選手が充実してきたDREAM。厳しい大阪予選を抜けてきた最近の実績を踏まえ、やはりJOYよりもDREAMの方が下馬評は高かった。
 先制はJOY。14分に、またもエース11.馬場が決める。この日、JOYは11.馬場なしに"全国出場"は無かっただろう。
 DREAMも17分、20.廣瀬(元デウソン神戸)が決めて、1−1。同点として前半を折り返した。

 後半、先にリードを奪ったのはDREAM。開始わずか2分、10.坂口が決めて、2−1。その後10分以上、1点リードを保ち続ける。
 しかし後半12分、JOYは4.中本の折り返しがDREAM5.松田に当たって、DREAM痛恨のオウンゴール。2−2の同点となる。

 決勝ゴールはまたもJOY11.馬場。決めたのも1試合目と同じような時間帯。残り1分少々のところだった。3−2とし、その後も堅い守りでDREAMの攻撃を跳ね返したJOYが勝利。2勝目を飾ってグループ首位となり、2年ぶり4回目の全国大会出場を決めた。

 「いいパスをもらっているのに、外しまくっていた」と振り返ったのは2試合ともで決勝ゴールを叩き出した11.馬場。「1試合目から120%で行ったので、2試合目はどうなるかと思った。実際、最初から足がつって大変だった」と振り返る。全国は「3回目。予選突破します」と力強いコメント。それでも手応えについては「全く無い。今日以降どれだけ(チーム力を)上げていけるか」とした。

 カンカンから移籍。確かな足元の技術でジョイの攻撃にアクセントを加える5.下本は全国でも「遊びたいですね。色んなことをしたい。楽しみです」とコメント。8.大槻もFリーグクラブとの対戦については「思いっきりやるだけです。勝ちに行きます」と強気なコメントを残した。

 牧野代表は「1試合目から次を考えずに戦った」ことを勝因に挙げた。「人数的にも2位で抜けたら、(全国大会出場は)無い」という覚悟で、JOYは初戦から挑んだと言う。実際2試合目の途中から一杯一杯の様子が見て取れ、2位同志の決定戦に回れば危ないという雰囲気はあった。
 「なんだかんだ言って今日も、この1年も、僕はMVPは大槻やと思います」決勝ゴールを挙げた11.馬場ではなく、守備に奔走し続けた大槻を称えた。Fとの戦いについては「県予選、関西予選、それぞれを乗り越えればチームつくりができると思っていました。力で言えば去年の方が上。今のJOYは中本が『最強じゃないけど、最高のチーム』評したとおりですが、この2ヶ月間で最高で、最強のチームをつくっていきます」と熱い意気込みを語ってくれた。



ゴールでチームを牽引した、S.W.H 20.稲田


ジョイの11.馬場を押さえにかかる、ドリームの鈴木(元シュライカー大阪)と7.久川


ジョイは8.大槻がフィクソ(底)で守備を支えた


ジョイ同点ゴール。ドリームとしてはアンラッキーな感もある、痛い1点だった・・・


苦しい表情を浮かべるジョイ馬場。ジョイが3試合目に回っていたら、どうなっていたか・・・


洗練されたフットサルの動きが随所に見られるS.W.H。率いるのは芦屋グリース、旭屋などで活躍した上田監督


得点を重ねていくS.W.H。全国行きを、自分たちの力で掴んだ


パワープレーで反撃に出るクロタロ奈良・・・。しかし及ばず


またも決勝ゴールを挙げた11.馬場。チームを4度目の全国に導いた。決定力の高さは関西ナンバーワンと言えそう


鈴木のパワープレーで同点ゴールを狙ったドリームだが、わずか及ばず・・・


ジョイが2年ぶりに全日本選手権 本戦へ。これまでと違った戦いを見せられるか・・・


サポーターに挨拶をするジョイ。力を出し切っての勝利だ


滋賀のライバルチームのエンブレムの入ったユニフォーム。全国には"到達"した。本戦ではどこまで"達する"ことができるだろうか


遅れて隣りのピッチでS.W.Hが全国行きを決めた。今季関西リーグに昇格したチームが全日本初出場も掴んだ


レポート・写真:北谷 仁治





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