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2009/10/28 17:23:04 Fリーグ10節 湘南×北海道戦レポート/MARIKO
前半４分、ボラがゴール前でボールを持つと、切り替えしから打ったシュートが決まり、湘南が先制する。１４分には、ＰＫを得るとボラが決め、湘南が２−０とリードする。失点した北海道は、１５分に鈴木裕太郎のゴールで２−１となるが「失点をしたのでタイムアウトを取った」（奥村監督）と湘南は一度チームを立て直すと、再び攻撃に勢いを取り戻す。その後、ＦＫから江藤正博の打ったシュートが相手ＤＦに当たりオウンゴールになると、３−１と湘南のリードで前半を終える。後半、立ち上がりに北海道がパスワークを活かしチャンスをつくると、佐々木洋文からダイレクトでパスを受けた鈴木がゴールを決め３−２となる。しかし、３１分、ゴール前で曽根田盛将の打ったシュートをＧＫが弾くと、詰めたボラが押し込み４−２と湘南が再びリードを広げた。「４点目を入れられたのが痛かった」と小野寺監督が振り返ったように、湘南はこのゴールで試合のリズムをつかむと、その後もボラの活躍などで得点を重ね、７−２と北海道に快勝した。
湘南は１巡目の成績が１勝２敗６分けと成績が振るわず、特に第８節の大阪戦では７−３と大量失点で敗戦を喫している。試合後、ミックスゾーンではボラが悔しそうな表情で「練習ではできているし、選手はみんな頑張っている」と語った。しかし、この試合「相手がボールを回してくると思っていた。高い位置でボールを受けてフィニッシュすることを意識した」と奥村監督が話すように、前半は久光重貴のボレーシュートやボラの個人技を活かしたシュートが北海道ゴールを脅かした。また「練習の成果を出すことができた」（ボラ）と、後半は勝負所で得点を決めると、富金原徹の好セーブや野島倫の的確な守備などで失点を防ぎ大勝した。 試合後、「１巡目に比べてチームは成長している」（ボラ）と話す一方、攻撃に関してはボラの１０得点に続く選手がいないことからも、課題は多い。「守備はできているが、攻撃面に関してはまだ難しい。昨季に負けていることがトラウマとなっていると思うので、改善できればと思う」という１巡目のボラの言葉からも、今後、野嶋のような攻撃的な選手の活躍により、ゴールシーンが増えれば「個性派集団」のフットサルに再び会場が沸く日も近いはずだ。 レポート：MARIKO
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