全国選抜を写真で振り返る。２日目第５試合

　７/17(金)～19(日)の３日間、いしかわ総合スポーツセンターで開催された、第25回全国選抜フットサル大会の模様を、写真を中心に振り返ります！

●石川１－０大阪

　大阪が圧倒的に有利と見られたが･･･。「格上に対する戦い方を徹底する」(中島ヘッドコーチ)と公言していた石川は、ゴール前に引いて守り、カウンターから少ないチャンスを狙うゲームプラン。２試合で16ゴールの大阪から、ゴレイロ１.清水中心に、寸前のところでゴールを許さない。
　すると後半32分、石川は右サイドタッチライン際から、17.尾関の折り返しに味方選手がゴールに押し込む形で、ゴールを奪う。大阪の選手・ベンチは"ハンド"を猛烈にアピールしたが、抗議は認められず。公式記録ではクロスを入れた17.尾関のゴールとなっていたので、あるいはハンドがあっても、ゴールの中でのプレーという判定だったか･･･。狙い通りの展開で一気にモチベーションの上がった石川はその後も身を挺したディフェンスなどで大阪にゴールを許さず。０－１で逃げ切り勝利を飾った。

　大阪府選抜をシャットアウトした、石川県選抜のゴレイロ１.清水は「引いて守って、カウンター」とゲームプランを明かし、「ピンチも多かったけど、(大阪府選抜のシュートの)精度もいつもほど良くなかった」と振り返った。１点を奪うと、さらに集中力の増したディフェンスについては後ろから見ていて「頼もしかった」とコメント。「石川フットサルに自信を与える１勝になると思います」と力強く締め括った。

石川選抜戦のゴレイロを任された、大阪府選抜15.古庄

からみつくような石川県選抜のディフェンス。判断に迷えば潰される感じ

石川のゴール。審判にハンドをアピールするが認められず･･･

石川県選抜の勝利の瞬間。やるべきこと、やれることをやり遂げての金星

呆然の大阪府選抜。チャンスをことごとく外したのが最後まで響いた･･･

●広島 15－１高知

　大阪がコケても得失点差はプラス11。グループ首位は大丈夫･･･と思いきや、反対サイドのピッチではワイルドカードでの進出を狙う広島が高知相手に超ハイペースでスコアを重ねる。先制ゴールこそ７分の13.八木のゴールまで待たなければならなかったが、その後は前半だけで10.三宅のハットトリックなどもあり、７－０で折り返す。
　後半の立ち上がり、高知も９.多田が１点を返したが、勢いを失わない広島はさらにペースが上がり、三宅の４ゴールなど、後半８ゴールを奪って、15－１で大勝。10.三宅は７得点。９.半田、14.小松もハットトリック。この時点でA組２位・京都の１次ラウンド敗退が決まり、広島県選抜のワイルドカードでの進出は、ほぼ決定的となった。

広島県選抜の６ゴール目を決めた８.藤山

レポート・写真：北谷仁治

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