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2008/10/01 22:01:51

日本×ブラジル 後半戦レポート


 後半のスコアは0−9。一方的な展開となった。

 個人的にはポイントは3つあると思う。

 1つ目は後半から出場してきたブラジルの9.ベットン。
 難しいプレーはしていないが、巨漢を活かしたキープ。それから背後へのヒールパスに日本ディフェンダーは対応できなかった。ベットン自らのシュートもあるだけに、対応が難しいところだろう。次に対戦する機会があれば、ベットンに入るパス(中のコース)を切ることもできるだろうが、初対戦で押さえ込める相手ではなかった、といったところだろうか・・・。
 ベットンが背後にパスを通せば、パスの受け手の選手より、日本のディフェンダーは外側を走らされる。となると、パスが出されてからではどうしても対応が遅れてしまう。ベットンにボールが入ったときに、自分のマーカーをフリーにしない工夫が必要だったが、日本はここでの"判断スピード"でも遅れを取り、やられまくってしまった。

 2つ目は日本が勝点3を取りに行ったということ。
 「前半の戦いぶりは悪くなかった」「ブラジル相手でも勝ちに行くことが必要」ということで、「守って点差を抑える戦い方もあったかもしれない」が、「勝点3を取りに行った」とは8.藤井選手の弁。
 この積極策は藤井選手が言う「先につなげるため」にも悪いことではないと思う。ただこの選択により、攻撃に意識が割かれる分、守備の意識は薄くなってしまった。ボールを取られた後に最後方まで戻り切る動き、カウンターを狙うためにカバーリングよりも、前に残って待ってみる、といった戦い方(ポジショニング)の変化が、ブラジルのゴールラッシュを呼ぶ結果となってしまった。

 こんなことを言ってしまっては何だが、個人的には、前半の川原が"良すぎた"せいで、日本ディフェンダーに『ある程度打たせても大丈夫』という気持ちの隙ができてしまったのではないかと思う。
 29分、6.小曽戸のパスがカットされて、ブラジルのカウンター、日本ディフェンダーは3枚が戻っていたが、9.ベットンに対し寄せが甘く、ミドルシュートを叩き込まれた。川原もこの時ばかりは「何で打たせる!」といったジェスチャーで激昂していた。
 あの距離から決めたベットンも凄かったが、このあたりは前回大会のイタリア戦で嫌というほど、洗礼を受けたハズだったが・・・。

 最後に3つ目は、前半2分での9.小野の負傷退場、さらに32分には11.稲葉が2枚目のイエローを受け、退場処分になってしまい、日本の"駒"が少なくなってしまったこと。ただでさえ、ブラジルのパス、ドリブルに全神経を集中させていた日本メンバーは、疲労の色が濃くなった。試合後、サッポも"人数の少なさ"を、試合が厳しくなった要因にあげた。

 ちなみに11.稲葉は2枚目のイエローも不可解な判定だった。たしかカウンターに入ろうとしたところボールを失い、その勢いのまま12.ファルカンを引っ張ってしまった。流れの中では良くあるプレーで、イエローは非常に厳しい判定だったと思う。


 後半のブラジルの得点経過は、23分、25分、27分、28分、29分、32分、32分、35分、36分。3分以上、間隔を空けず、ブラジルが得点を重ねた。

 『ここまで何もできないものか・・・』

 途中からは1失点の痛み(大きさ)が麻痺してしまったほどだ。格闘技であれば、セコンドはタオルを投げ入れる試合ではなかっただろうか・・・。


 試合後、藤井選手にコメントを求めた。
 「12−1という結果に終わったが、まずは試合を終えての率直な感想は?」という質問に対し、何度か発しようとする一言目を止め、長い沈黙が続いた。
 その後「キレイごとで言えば・・・」という前置きの後に、「勝点を取りに行った」という話があり、「この試合で最後ではない。次にどうつなげるかが大事」というコメントに続いた。

 大会は続く。"この後について"、コメントを求ると、「これだけの点差が開けば、いい点というのはなかなか見つからない」としながらも「反省するところは多いと思う。ただチームが『ああだった、こうだったと』言い合わず、チームが発展する、次につながるために話し合いたい。チームとして、この後どう戦うか。4年前は逆に1試合に目に勝てそうで勝てなくて、2試合目に世界の実力を見せ付けられて、それでもアメリカに勝点3を取れれば2次リーグいけるチャンスがあった。・・・にも関わらず、モノにできなかた経験を(今回の多くのメンバーの多くは)しているわけだから、(可能性が残っている限り)点差からすると"絶望"だけれども、『絶望ではない』と自分では思っているし、ブラジル以上の相手はいないとも思っている」




後半はブラジルのゴールショーとなった。皮切りのゴールは13.ウィルヂ


アリが決めて、5−1。ホームのブラジルは攻撃の手を緩めない


苦しい戦況を見守るサッポ。ブラジルを止める手立ては無く、スコアは一方的に開いていく・・・


シュマイケル、アリとゴールを重ねて7−1


後半から出てきてリズムをつくったベットンにもゴールが生まれて、8−1


さらに1点でも返して意地を見せたかった日本。しかしブラジルは余りにも強すぎた・・・


日本、稲葉の退場シーン。これまた微妙なジャッジであった。日本は運にも見放されていたようであった


この日はシュマイケルも2得点。ボールを奪いに行く一瞬のスピードと気迫には唸らされた


ラストゴールもレニージオ。日本は完膚なきまでに叩きのめされた


試合終了後は悔しさよりも相手への尊敬の念が先にたったか?すぐに握手に向かう姿が印象的であった


サッポに促され、ポエイラに挨拶する日本代表メンバー。日本から、地球の裏側にまで、熱いサポーターが支えに来ている


サポーターへの挨拶。藤井の表情からは複雑さが伺える・・・


肩を落とし、会場を後にする日本。だが、まだ戦いは終わっていない!


レポート・写真:北谷 仁治





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