だいふごう勝って京都勢が無敗をキープ！/関西リーグ３節

　京都の時代到来か―？
　参入チーム同士の戦いを制したのはだいふごう。これでだいふごうは２勝１分と無敗をキープ。１位・フュンフバイン、２位・だいふごう。京都の２チームが関西リーグをリードしている。

　だいふごうは12.桑野ではなく１.鈴木。トーイは21.南でなく22.松本。お互いこれまでとはゴレイロを変えてのゲーム。
　だいふごうは「もともと実力差はない。桑野が練習に来れてないのに対し、鈴木の方は毎回参加していた」(５.入部)のが交代の理由。トーイの方は確認できなかったが、前節(ジョイ戦)の５失点が原因か？

　試合はトーイ10.藤井猛のキックオフシュートに始まり、序盤はトーイがキープする展開。
　しかし３分、だいふごうはカウンターから、左４.松岡、中央23.吉田、右５.入部(いりべ)とつないで、５.入部がゴール。ワンチャンスを活かしてだいふごうが先制。

　トーイは13分、右に流して11.塩崎がゴール前に送った浮き球を77.山内がシュート。これが決まって１－１。前半はほぼ互角の戦い。スコアも１－１で折り返す。

　後半リズムを掴んだのはだいふごう。23分、右サイドから15.田中がゴール前に流したボールが選手に当たり(オウンゴールに見えたが、公式記録は13.松岡吉紹)、ゴールに収まる。だいふごうがラッキーなゴールで勝ち越すt、29分には右サイド25.越智からのボールを５.入部が決めて、３－１とリードを広げる。

　23分、トーイは10.藤井猛がピヴォでキープから、後ろに戻ってシュート。これが決まって２－３とトーイが詰め寄る。10.藤井猛は、ズッシリとした体型。細かいステップワークとは無縁だが、ボールが収まるとぶつかられても動かない。キープ力とシュートに持っていく力はなかなかのモノで、(これまでに関西に居なかった)面白いタイプのピヴォだ。

　競った試合を展開していた２チームだが、試合は終盤に大きく動いた。

　36分、だいふごうは５.入部のヒールシュートが決まって、４－２とリードを広げる。入部はこのゴールでハットトリック達成。
　残り４分を切って１.藤井徹をゴレイロに入れてパワープレーに出たトーイ。

　39分、だいふごうはカウンターから右サイド５.入部がシュート。これはバーに弾かれたが、こぼれ球を23.吉田が押し込んで５－２とし、勝負を決定付けた。最後はカットボールを持ち込んだ５.入部が無人のゴールに流し込んで６－２と差が大きく開く結果となった。

　５.入部はこの日一挙４得点。前節は23.吉田がハットトリック、この日は５.入部。だいふごうは日替わりでヒーロー誕生だ。

　「失点に絡んでしまったので点を決めて挽回したかった。ヒールで決められたから、ヒールで決め返してやろうと思ってました。とりあえず勝てて良かった」とは５.入部。４得点に関しては「フットサルを始めて、いままでなかった」と振り返り「パスが良かった」と味方に功を譲る。

　相手陣内に押し込んだ状態で、前の選手をポストに使いながらシュートチャンスを伺うのがだいふごうスタイル。去年まで居たピヴォは(東海リーグのゼブラへ)移籍してしまったため、完全なピヴォは不在だが、「仕掛けられるところは(ドリブルを)仕掛ける」「(ピヴォは)中央で張って、サイドに流れる」というシンプルな形を徹底している。

　「前半戦でできるだけ勝点を積み上げておいて、後半戦は自分たちの戦いをしたい」とは５.入部の言葉。今はあくまで結果にこだわるフットサルをしているということか？後半戦はまた違ったフットサルで楽しませてくれるかもしれない。

パワープレーの裏をつき、得点を重ねただいふごう。勝点だけでなく、得点数も稼いだ

４得点と大暴れの５.入部。１節でも２得点をあげており、得点ランキングトップに躍り出るハズ

サポーターへ挨拶に行くだいふごう。３戦終えて、まだ"負けなし"と好調だ

レポート・写真：北谷仁治

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