日本×中国戦監督・選手コメント/アジア選手権

●サッポ監督コメント

　試合に関しましては、分析不足ということはなかったと思っています。中国は、タイ戦で体力を温存しているように見えましたが、日本はイラン戦を全力で戦ったので体力の差があったのかもしれません。また、３位決定戦はメンタル的に難しい部分があります。優勝がかかっている試合と３位決定戦では、いかに自分の中でモチベーションを高く維持するのかは非常に難しいことです。このあたりのことを選手と話合ったことで、最終的には良い結果となりました。

●藤井健太選手

　今日の試合の結果が、次に繋がるかどうかを左右すると思っていたので勝利できて良かったです。立ち上がりが良くなかった点に関しては、予想以上に中国のプレスが速くバタバタしてしまった場面もありました。次のメンバーが流れを戻してくれたと感じています。今大会は、特に木暮選手、小宮山選手が苦しんだことがあったと思うので、最終日に結果として残せたのは良かったと思っています。

●小宮山友祐選手

　今日の試合、立ち上がりが良くなかったことに関しては、浦安の４人で回していても代表戦では相手のプレッシャーも速いので戦い方が変わってきます。特に試合の入り方は難しいと思います。ゴールを決めたシーンは、木暮選手が左サイドでボールを持ったとき、信じて右サイドというのはいつも頭の中にありました。ただ、木暮選手がフェイントする度に僕も引っかかっていましたが。決勝戦に出られなかったことは本当に悔しいです。だから、今日の試合では絶対に悔いを残したくなかったので、最後に結果を出せて良かったと思います。

岸本武志選手
試合に出場したときに少しでも決定的な仕事をしないといけないという気持ちがありますが、入ったときの状況に応じてチームのバランスやリズムを考えないといけません。あまり攻め急ぐなという指示の中、ある程度決定的なパスやシュートを出さないと自分のチャンスが増えないということも分かっているので、そことのバランスが難しいですが、前半１本だけシュートできる場面があり打ちました。それを、決め切れなかったことが課題です。今回のAFCは、優勝が目標だったのでとても悔しいし、特にイラン戦は勝ちたかったです。今後は、Fリーグでしっかり良いパフォーマンスを見せて、また、代表に選ばれるよう頑張りたいと思っています。

取材：福原まりこ

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