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フォトグラファー 勝又寛晃のスペイン 取材旅行記1
「バルガス×タラベラ」

2007/02/10(土)  
 

ホームゲーム・マジック

 もはやセンセーショナルな事柄ではなくなったスペインリーグでの日本人対決。
しかしながら日本人である私にはやはり心躍る一戦である事は間違いなく、今回もまた小野対鈴村という構図を見る為にスペインまでやってきたのである。
"バルガスとタラベラの試合はサポーターも含めてとても熱い戦いなる"という戦前の鈴村の言葉通りホームであるバルガスサポーターは無論、揃いのユニフォームに身を固めたタラベラサポーターも又熱い声援を送る中ゲームは開始された。

前半は1対1で折り返し、後半開始直後に勝ち越し弾を叩きこんだのはアウェーであるタラベラであった。さらにもう一点を沈め3―1として勝負を決めたかに思えた。
しかしながらホームであるバルガスが意地を見せる。決してあきらめる事なく攻撃を繰り返し一点差に詰めよると、直後に同点として試合終了に間に合わせたのである。
ここまで引きわけを含めてホームで負けなしというバルガスのホームゲーム・マジックは驚異的なものである。
それはおそらく熱い応援を送るサポーターに対する選手達の感謝とサポーターの選手に対する愛情がシンクロさせて作りあげるスペシャルな空間なのであろう。
今年9月に開幕するFリーグもバルガスのようにホームアドバンテージが感じられるような会場が増えてくると、さらに試合が熱を帯びたものになるに違いない。

最後に鈴村と小野の様子を簡単に紹介しよう。
鈴村は前半、キーパーのミスをつきゴールに猛進するが決められず、効果的な縦パスを何本か供給するも得点につながらなかった。しかしこの試合も多くの時間をピッチで過ごし守備は無論、攻撃の組み立てでもチームの骨格として機能していた。
一方の小野は前線で張り見方を待つがなかなかパスが供給されない展開が続いていた。
小野の持ち味を周囲が理解していないように感じたのは私のひいき目なのだろうか。
しかしそんな状況の中でも小野は味方のシュートに体ごと詰めるプレーを見せるなど積極的にプレーを続けていた。


FUTSAL GRAPHIC / H.KATSUMATA


※勝又氏はこの後、ボツワナのスペイン遠征(バルガス、タラベラと対戦!)、木暮選手の試合などを観戦・レポート予定です。お楽しみに!


   
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