フットサルタイムズ

フットサルタイムズは、どこよりも早く、どこよりも多く、あなたにフットサル情報をお届けします！当サイトはリンクフリーです。

ホーム - 関西リーグレポート

関西フットサルリーグレポート

関西フットサルリーグ 2006 第８節「JOY FUTSAL CLUB/KIMURA SPORTS × K'ntetsu Futsal Club」　― 2006年12月９日(土)

ここまでリーグ２位につけ、全日本選手権出場も決めたジョイが、近鉄との熱戦に競り勝った。

●好調馬場の先制弾
　膠着した試合。均衡を破ったのは13分、ジョイ⑪馬場。前節でマグを破る大金星の立役者となった"もう１枚のピヴォ"はこの日も好調。
　ゴールほぼ正面、後ろを向いた状態でボールを受けると、走りこんで来た味方に落とすと見せかけて反転。強引に打ちに行くと、ボールはゴールに収まった。
　ジョイは14分にも⑪馬場が浮かせて中央に送ったボールを⑩大谷純一がバウンドをうまく殺す、叩きつけるボレーで２点目。前半を２点のリードで折り返す。

前半１得点１アシストのジョイ⑪馬場

●近鉄の反撃
　後半に強いはずのジョイが、近鉄の攻撃力に盛り返される。
　後半３分、⑱野口が倒れ込みながらもシュートを放つと、最後はディフェンダーに当たりながらもゴールへ。
　さらに後半７分には、左サイドをドリブルで進んだ⑯川上がアウトフロントで後方に切り返し、わずかなプレースペースをつくると、空いたコースを射抜いて２－２。近鉄が同点に追いつく。
　こうなると流れは近鉄へ。ジョイは審判の判定にも苛立ちを見せ、リズムを崩していく・・・。

同点弾の⑯川上。この後流れは近鉄に傾いたが・・・

　ファイブファウルも溜まったジョイだが、近鉄も決めるところを決めきれず、試合はまたも膠着。
　14分には近鉄⑭大塚が負傷退場してしまう。
　嫌な時間帯を耐えたジョイは、15分、後方フィクソの弟⑧大谷真一からのロビングをゴレイロのまん前に立ちふさがっていた⑩大谷純一がわずかに触れると、ボールはゴールへ。３－２。再びジョイがリードを奪う。

勝ち越しゴールの⑩大谷を、⑪馬場が祝福

●ナンバー13の２発
　近鉄は残り３分、右サイドから中央に進んだテクニシャン⑬塩谷がゴール正面に向き直すようにボールをフック気味にシュート。これが鮮やかに決まって、３－３。圧巻のシュートで、再び近鉄が試合を振り出しに戻す。
　しかしキックオフからわずか５秒後だった。
　今度はジョイの13番、長束がお返し。
　パワープレーでゴレイロとして入った⑬長束はキックオフ直後、ハーフラインをやや進んだところからコースを狙ったミドルシュート。これが決まって、４－３。ジョイが勝ち越すと、その後はジョイが耐え、熱戦を制した。

圧巻のシュートを放った⑬塩谷。しかしあと一歩及ばず・・・

●決勝ゴールのジョイ⑬長束選手
「(決勝点は)打ったら入ると思った。仕事を辞めてフットサルに専念できるようになったけど、体のキレが戻らない。まだまだこれから」

●ジョイ⑧大谷真一キャプテン
「柚木脇コーチがいないと大変ですね。(プレーしながらだと)頭がパンパンになる。内容が悪い中でも勝ててるのはウチのいいところ」

●近鉄⑭大塚和慎キャプテン
「同点になって、流れがいいままもう１点取ってれば勝てた試合。あそこで取れない・・・。そんな試合が続いてる・・・。２－２の同点になると、相手も持ち直すのでそこで取れる力が必要」