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フォトグラファー 勝又寛晃のスペイン、ポルトガル 取材旅行記3
「ナサレノ−バルデピナス」

2006/10/30(月)  


セビージャからほど近い町に木暮選手が所属するナザレノがあります。
僕がここに来た理由はただ一つ、そう木暮選手のゴールシーンを撮影する為です。

ここまで木暮選手の得点は3点。チームも下位に位置しなかなか流れにのれないでいます。
この日の相手は最下位のバルデペーニャス。ホームできっちり勝って浮上のきっかけを作りたい所です。
木暮選手は先発で出場。献身的なフリーランニングでスペースを作り出し、ピヴォの位置に入れば細かいフェイクで相手のマークをはずしボールを受けチャンスを作り出していきます。
得意の左サイドでボールを持てば、軽やかなドリブルで相手をかわしシュートを放ち、決定的なラストパスも演出していきますがなかなか得点につながりません。
しかしついにその瞬間はやってきました。
前半終了間際、左サイドから出されたボールに走りこんだ木暮選手が押し込みゴールを決めたのです。とても泥臭いゴールですが、彼のゴールに対する臭覚の素晴らしさとエースとしての責任を感じさせるゴールでした。
後半も決定的なパスを出すなど攻撃の軸として活躍する木暮選手を見ていると、ここまで4ゴールだと言う事が信じられないほどの素晴らしい動き。きっと今年もゴールを量産してくれるだろうと確信したときには試合は終了していました。

三試合連続ゴールと流れに乗ってきた木暮選手。果たして今年は何回”グレゴール”が記録されるのか、興味は尽きません。

さて、来週は小野選手の所属するタラベラのアウェーでの戦いを取材しに行く予定でいます。



今年2シーズン目となるナザレノ。

献身的なフリーランニングを繰り返しチャンスを
作り出そうとする木暮。

走りこんだ木暮が押し込みゴールを決める。
この1点が決勝点となった。

味方選手に指示を出す木暮。昨年以上に
自信溢れるプレーを見せてくれている。

1−0で試合終了。
試合後、チームメートと勝利を喜ぶ木暮。
 
   

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